2023年8月28日

ホテルの買収価格の相場を解説!価格が上がるホテルの特徴やM&Aの動向とは

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ホテルの買収価格の相場を解説!価格が上がるホテルの特徴やM&Aの動向とは

近年では、ホテルを買収する動きが増加しています。

これからホテルを買収しようと考えている人のなかには、ホテルの買収価格の相場が気になる人もいるでしょう。また、買収価格が高いホテルにはどのような特徴があるのでしょうか。

この記事では、ホテルの買収価格の相場や、買収価格が高いホテルの特徴について解説します。

また、ホテルを買収するメリットやホテル業界におけるM&Aの動向についても解説しているため、ホテルの買収を検討中の人は参考にしてください。

ホテル買収の価格相場について

ホテル買収の価格相場について

ホテルを買収する際に、一番気になるのは価格相場でしょう。

ここでは、ホテルや旅館の買収価格の相場について解説していきます。

また、相場を調べる方法についても紹介するため、参考にしてください。

 

ホテルや旅館などの買収価格の相場

ホテルや旅館の買収価格は、一律ではありません。

温泉や宴会場などの設備、客室数、立地条件などによって金額が大きく異なります。

中小規模のホテルや旅館の場合、価格相場は数千万円から数億円です。設備の充実度や客室数などで価値が左右されるため、価格相場の幅は広くなります。

レジャーホテルのように大規模なホテルや旅館になると、買収価格はさらに高くなるでしょう。なかには数十億円で取引されることもあります。ただし、レジャーホテルだからといって必ず数十億円で取引されるわけではありません。こちらも中小規模のホテルや旅館と同様に設備の充実度などによって価格の幅は大きく変化します。

ホテルや旅館の資産価値を算定する条件はさまざまです。専門的な算定が必要になるため、M&Aの仲介会社に相談することをおすすめします。

 

相場を調べる方法

ホテルの買収価格の相場を調べる方法は、二つあります。

一つ目は、M&A仲介会社がホームページ上で公開しているM&A案件を調べる方法です。

自社で対応した案件のうち、公開できるものをホームページ上で公開している仲介会社があります。しかし、必ずしもホテルや旅館に関する案件が公開されているとは限らないため、複数の仲介会社を確認しましょう。

二つ目は、M&A仲介業者に算定を依頼する方法です。

正確な資産価値を調べるには、総資産といった資料をベースにして算定しなければいけません。正しい価値を算出するには専門的な知識が必要になるため、専門家に依頼したほうがよいでしょう。また、M&A仲介業者のなかには、資産価値を算定する無料サービスを提供しているところもあります。

買収価格が高いホテルの特徴

ホテルの買収価格は、立地や設備などによって大きく変動します。

買収価格が高いホテルもあれば、安いホテルもあるということです。

ここでは、買収価格が高いホテルに焦点を当てて、その特徴について解説していきます。

 

利便性が高い場所にある

利便性が高い場所にあるホテルは、買収価格が高くなる傾向にあります。ただし、ホテルの形態によって求められる利便性は異なります。

例えば、レジャー目的のホテルの場合は、近くに山や海があるのかが重要です。また、近くにテーマパークや遊園地などがある場合も、買収価格は高くなるでしょう。

ビジネスホテルの場合は、駅から近いのかが重要なポイントです。ビジネスホテルを利用する人は、遠方からの出張が多いでしょう。そのため、交通の利便性が高い場所にあるビジネスホテルは需要が高く、買収価格が高くなる傾向にあります。

 

競合と差別化できるアピールポイントが明確に存在する

ほかのホテルとは違ったアピールポイントがあると、買収価格は高くなります。

近年、ホテルでは顧客の獲得競争が激しくなり、集客が難しいというのが現状です。ホテルにありがちなサービスやアピールポイントだけでは、買収後に集客が見込めない可能性があります。

地元ブランドの材料を用いた食事の提供や源泉かけ流しなど、その場所でしか楽しめないアピールポイントがあるホテルは、買収価格が高くなる傾向にあります。

 

自社内で集客システムが構築されている

自社内で集客システムが構築されていることも、買収価格が高くなるホテルの特徴です。

ホテルでは多くの場合、集客仲介業者に依頼して、集客率を上げています。しかし、依頼しても満足な成果が得られず、広告料だけがかかってしまうというケースも考えられるでしょう。

一方で、自社内に独自の集客システムが構築されていれば、買収後に早い段階で集客率と利益を上げられます。これは買収の際に自社を売り出す大きな魅力になるでしょう。

また、顧客が多いことも重要です。既に顧客が多ければ、広告料を払って集客する必要はありません。このように買収する側にとってメリットがある場合は、ホテルの買収価格が高くなります。

ホテルを買収するメリット

ホテルを買収するメリット

ホテルを買収することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。

ここでは、ホテルを買収する四つのメリットについて解説します。

 

メリット1.インバウンドの強化

ホテルの買収は、インバウンド(外国人観光客)の増加に対応できるメリットがあります。

近年では、日本に訪れるインバウンドは増加傾向です。それに比例して、インバウンドがもたらす恩恵もあります。この恩恵を特に受けるのはホテル業界です。インバウンドの増加により、ホテル業界の市場規模の拡大が期待できます。

ホテルを買収してホテル業界へ参入することでこのようなインバウンドの恩恵を受けられるのは大きなメリットでしょう。また、今後も日本を訪れる外国人観光客は増え続けると予想されています。

 

メリット2.新規顧客の獲得や事業エリアの拡大

ホテルを買収することで、新規顧客の獲得や事業エリアの拡大が容易にできるというメリットがあります。

ホテルを建設するには、多くの時間とコストが必要です。立地条件に加えて、設備の充実性も考えているのであれば、時間とコストがさらに増大するでしょう。しかし、既に存在するホテルを買収すれば、これらの問題は容易に解決できます。

営業中のホテルを買収した場合は、建物や土地、設備とともに顧客も獲得できます。そのため、コストをかけて広告を出さなくても、新規顧客の獲得が可能です。また、ホテルを買収することで、事業エリアの拡大も容易にできます。

 

メリット3.人材の確保

ホテルを買収すれば、優秀な人材を確保できます。

ホテルを運営するうえで、時間やコストがかかるのは人材育成でしょう。ホテルは飲食店と異なり、特別なスキルやサービス力が必要です。そのため、現場で活躍できる人材を育てるには、多く時間とコストがかかります。

しかし、ホテルを買収すれば、従業員も同時に確保することが可能です。既にホテルのサービス業に従事しているため、新たに教育する必要はありません。また従業員の人数が増えれば、より細やかなサービスを提供できるでしょう。

 

メリット4.シナジー効果による事業の成長

ホテルの買収は、シナジー効果による事業の成長に貢献する場合もあります。

ここでのシナジー効果は、同業種とは限らず異業種でも期待できます。

例えば、食料品販売の事業を展開している会社が、ホテルを買収してホテル業界に参入したとします。一見、食料品販売とホテルには共通点が見いだせないかもしれません。しかし、サービス業という点で共通点があります。

ホテル運営を成功させるには、顧客に満足してもらわなければいけません。そのためには、顧客の立場に立ったサービス提供がかかせないでしょう。利用者が何を求めているのかを知り、それに沿ったサービスを提供することが、ホテル運営の成功につながります。

一方の食料品販売も同様です。顧客に満足してもらえるものを提供しなければ、売上は伸びません。そのためには、顧客の立場に立った考え方が重要といえるでしょう。

このようにホテルの買収には、同業種・異業種問わず「新たな気づき」を得られる可能性があります。この気づきを新たな経営戦略として生かすことで、事業全体の成長と発展につながるでしょう。

ホテル業界におけるM&Aの動向

ホテル業界におけるM&Aの動向

ここでは、ホテル業界おけるM&Aの動向について解説していきます。

 

クロスボーダーM&Aが増加している

ホテル業界は、M&Aにより海外企業の参入が増加しています。

日本のホテルを海外企業が買収して海外企業のノウハウに変更することで活気を取り戻すホテルは多いです。

また、日本の温泉施設に魅力を感じている海外企業もあります。そのため、ホテルの価格相場よりも高い金額で買収される可能性も十分にあるでしょう。

 

カプセルホテルやペンションのM&Aが増加している

近年では、カプセルホテルやペンションのM&Aが増加傾向にあります。

その理由は、宿泊料金の安さです。

レジャーホテルや旅館は、きめ細やかなサービスを提供しているため、基本的に宿泊料金は高めに設定されています。一方、カプセルホテルやペンションは一定のサービスのみを提供しているため、安く宿泊できるところも多いでしょう。

外国人観光客のなかには、宿泊費をできるだけ安く抑えたいと考えている人もいます。特に、安価に宿泊できるカプセルホテルやペンションを利用する外国人観光客が増加中です。これを受け、カプセルホテルやペンションにおけるM&Aが増加しています。

 

投資ファンドによるM&Aが増加している

ホテル業界におけるM&Aでは、投資目的でホテルを買収するケースもあります。

ホテル運営をしたいのではなく、資産価値を見いだして所有するということです。

ホテルの運営者が保有している土地は、周囲の施設や環境によっては資産価値が高いケースもあります。また、周辺地域に大型レジャー施設の建設が予定されている場合は、近い将来、土地の相場が高まる可能性もあるでしょう。

ホテルを買収し、不動産価値が上がったときに売却すれば大きな利益が得られます。そのため、投資ファンドによるM&Aが増加傾向にあります。

まとめ

まとめ

今回は、ホテルの買収価格の相場や買収するメリット、ホテル業界におけるM&Aの動向について解説しました。

ホテル業界は立地条件や設備などにより、買収価格の幅が大きいです。ホテルの買収価格の相場は、M&A仲介会社のホームページ上に実績として価格が載っていることがあります。

ホテルの買収は、新規顧客の獲得や事業エリアの拡大などのさまざまなメリットがあり、近年増加傾向です。また、インバウンドの増加によりホテル業界の需要が伸びています。

ホテルの買収を検討している人や、最新の相場価格を知りたい人は、M&Aベストパートナーズへご相談ください。

M&Aを成功させるためのアドバイスやサポートをいたします。

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