M&Aストーリー
M&Aを実施する目的や背景は多岐にわたって存在するため、
ひとつとして同じ案件や事例は存在しません。
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株式会社システマ・サポート
ご成約事例
生まれは和歌山県です。大阪の大学を卒業した後、入社した中堅スーパーでは20年ほど勤務し、店長を務めるなど前線でキャリアを重ねました。
その後に転職した人材派遣会社では、外国人の派遣事業を担当し、5年ほど経験を積みます。代表取締役も務めましたが、学生時代からずっと「いつかは自分の手で何かをやりたい」という想いを抱いていて。
2005年の4月、一念発起して54歳での独立を決断。人材派遣会社である「株式会社システマ・サポート」として、法人化を果たしました。
兵庫県神戸市に拠点を構える、人材派遣会社です。大きな特徴として、取り扱う派遣スタッフの実に8割を外国人就労者が占めています。クライアント企業は非常に幅広く、特定の業界に偏ることなく多種多様な現場へスタッフを派遣しています。
他社が受け入れを躊躇しがちな外国人就労者ですが、私には前職で長年担当してきた経験とノウハウがあったので、その流れを自然に活かして事業展開を進められました。
日本の労働人口が減少の一途をたどる中で、南米から東南アジア圏まで、さまざまな地域からの就労者を国内企業へとつないできました。私自身に特別な語学力があったわけではなく、彼らを送迎する車内で直にポルトガル語を教えてもらうなど、実直に関係性を築き上げてきました。
独立してしばらくの間は、昼間は営業、夜は事務というように休む間もなく、1人で奔走していました。事業規模を拡大する考えはなく、経営が不安定な時期もありましたが、7年ほど前から従業員を雇い組織化へ舵を切ります。
転機となったのは、優秀なブラジル人の通訳スタッフとの出会いです。不慣れな日本で不安を抱える外国人就労者の心に寄り添い、誠実に対応できる方で、クライアントに対しても派遣スタッフに対しても常に親身になって接してくれて、私は本当に助けられました。
私自身、就労者とは程よい距離感を保ちながらコミュニケーションを深め、双方の言い分を丁寧に拾い上げてきました。企業に派遣する際も「誠実さ」を重視して人材を選抜しています。経営的に大ピンチだったコロナ禍も全員で何とか乗り越え、ここまで歩んできました。
今年で75歳を迎えました。仕事に対する意欲や情熱は今も全く変わっていませんが、年齢を重ねるうちにどうしても体がついてこなくなってきたのが本音です。起業したのが54歳と遅かったこともあり、3〜4年ほど前から体力の限界を感じるようになっていました。
一方で、20年間必死に経営してきましたから、いざ売却するとなると簡単には割り切れず、やはり様々な思いが胸を去来します。ただ「社長業」としてなら、まだまだ現役で十分に貢献できるという強い自負もあって、それが叶う持続可能な承継の形を模索していました。
当社は小さな派遣会社ですが、ありがたいことに10社以上のM&A仲介会社からお声がけをいただいていました。他社のオーナー様が直接事務所に来社されたり、複数の意向表明をいただいたりとそれなりに引き合いがあり、実は多くの選択肢が目の前に広がっている状態でした。
MABPの今泉さんは、私がお会いした仲介会社のアドバイザーの中で一番若かったのですが、同時に「一番誠実な方」でした。私とは違って、とにかく真面目すぎる方です。
仕事に対する前向きな姿勢やひたむきさも、群を抜いていました。業界での経験年数はまだそれほど長くないと聞きましたが、ものすごく熱心に勉強されていることが対話を通じてひしひしと伝わってきましたね。
かつてサッカーに打ち込んでいたと伺って、その厳しい世界で培われた情熱や行動力が、今の彼の素晴らしい仕事ぶりにつながっているのだろうと感じました。もっとも、初めてお会いした頃は、こちらも「営業トークに騙されるまい」とかなり疑ってかかっていましたけど。
実は、もっと知名度のある大きな仲介会社さんも営業に来られていたのですが、最終的にはすべてお断りしています。彼らの行動や振る舞いの中に、どうしても信頼しきれない部分が見えてしまって。だからこそ、今泉さんの実直さは余計に光って見えましたね。
今泉さんからお電話をいただいたのが始まりでしたね。
正直仲介会社や金融機関へは既に相談している状況ではあったので、「1度話だけ」ということでまずは事務所へ来てもらうことになりました。
結局話を進めることとなり、熱心に複数社を紹介していただきました。今回の譲受企業である株式会社日本ワークプレイスさんとの出会いも、彼からの「品川にお越しいただけますか?」という、いきなりの電話でしたね。
2026年2月20日、私は何も分からないまま、急ぎ東京へと向かいます。品川での初回TOP面談で髙木代表とお会いした瞬間、パッと直感的に「この方となら!」と確信しました。これまで多くの経営陣とお会いしてきましたが、これほど強い直感を覚えたのは初めてのことです。
後継者問題の解決に加え、大手と組めば全国規模のクライアントのニーズに応えられ、さらなる事業発展を目指せる。これこそが今回の譲渡の目的でした。同年5月25日に「100%株式譲渡、かつ私は社長として継続勤務」という最高の条件で契約を締結、成約の日を迎えられました。
何よりも第一に重きを置いたのは、従業員の継続雇用とこれまでの処遇を守ることでした。
これまで会社を支えてくれた彼らがいなかったら、私は社長という立場でいることすらできません。よくお医者さんが「看護師さんがいなかったら自分は何もできない」と仰いますが、それは私もまったく同じです。従業員がいて初めて、事業が成り立つわけで。
ですから、今回のM&Aによって大切な従業員に一切の迷惑がかからず、将来への不安を抱くこともなく、これまで通りの環境で安心して働き続けられること。それを絶対の条件として掲げ、今泉さんと共に慎重に交渉を進めてきました。
唯一、懸念していた点を挙げるとすれば「譲渡金額」の面でした。他にも数社から意向表明をいただいていた中で、額に大きな開きがあったのは事実です。
もちろん経営者として、金額面の大切さを否定するつもりはありません。しかし、品川で髙木代表とじっくりお話しし、その卓越した経営ビジョンや実直なお人柄に触れた時、数字以上の計り知れない価値をそこに感じました。
いくら高い条件を提示されても、大切な従業員の未来を託せないお相手であれば何の意味もない。だからこそ、最終的には目先の金額ではなく、お相手が持つ「人柄」と「経営方針」を最優先にしようと考えました。
担当していただいた今泉さんの誠実な対応も、私の懸念を払拭する大きな要因でしたね。
今泉さんに導かれるまま、どこか冷やかし半分のような心境で東京に赴いたんですが、日本ワークプレイスの髙木代表と実際にお会いして言葉を交わした瞬間、その温かなお人柄に「この人は信頼できる」と直感しました。
これまで多くの経営陣と面談を重ねてきましたが、頭ではなく感覚で「ビビッ」とくるものがあって。醸し出す雰囲気や対話のテンポなど、人間としての相性が抜群に良かったのでしょう。とにかく物腰が柔らかい方で、最も印象が良かったです。
その一方で、この方は相当な「やり手」だとも見抜きました。家族が食べていける規模でいいと考えていた私とは正反対に、会社をさらに大きく発展させようという強固な姿勢をお持ちです。
髙木代表は私より一回りほど年下ですが、私たちの歩みを心から尊重し、とにかく当社を高く持ち上げてくださいます。譲渡して終わりではなく、経営者としての私に「もっと大きくやろう」と、新たなやる気をもたらしてくれる素晴らしいリーダーだと感服しています。
彼らとのM&Aを決断した決定的な理由は、条件面はもちろん、何よりも「我が社がさらなる事業発展を遂げられる」と100%確信できたことです。
先方は、インター協同組合を通じて外国人派遣事業を展開していることもあり、私たちが培ってきたノウハウと、先方の持つ強固な基盤を掛け合わせることで、お互いに大きな相乗効果を生み出し、これまでにないスピードで事業を拡大していけると思いました。
また、当社のメインのクライアントさんは全国規模で事業を展開されていますが、当社単独では遠方のニーズにまで手が回りませんでした。しかし、日本ワークプレイスさんと手を組めば、対応できるようになります。このシナジーこそが、M&Aを決断する最大の決め手となりました。
すべての手続きを終え「いくらか肩の荷が下りたな」というのが率直な実感です。周囲にも「以前より表情が柔らかくなった」と言われましたが、まだまだこれからです。
一般的には多くの方がリタイアされる年齢になりましたが、私はそんなつもりは毛頭ありません。毎朝起きて会社に向かい、仕事に励むという規則正しい生活を続けたい。もちろん収入面での目的もありますが、まずは「80歳まで現役」を目標に頑張っていきたいと考えています。
また、髙木代表と対話を重ねる中で、私自身の経営に対する意識も大きく変わりました。経費面での管理はもちろん、日々の仕事の中で自然に髙木代表の顔が頭に浮かぶようになりましたね。グループの傘下に入った以上、彼に決して迷惑はかけられない。そんな意識が芽生えています。
やはり会社としては、このまま現状維持で終わるのは面白くない。日本ワークプレイスさんと組んだ以上は、売上も収益もさらに拡大していきたいですね。
グループの傘下に入ったからといって、親会社に何とかしてもらうという甘えや意識は一切ありません。従業員も一生懸命に働いてくれていますので、髙木代表と相談しながら、彼らの頑張りに見合う待遇や環境を用意していきたいと考えています。新しい仕事も立ち上げたいですね。
プライベートでは、中古ですが念願のキャンピングカーを手に入れました。仕事も遊びも常に100%、思いっきり全力で取り組み、これからの人生をさらに豊かに楽しんでいくつもりです。こうして前向きに人生を歩めるのも、髙木代表と今泉さんのお陰だと深く感謝しています。
今回の経験を通じて、M&Aの成功には「誰をアドバイザーに選ぶか」が、何よりも大切だと痛感しました。
M&Aは単なるビジネス上の取引ではない。大手だから、知名度があるからといった表面的な理由だけで選ぶのではなく、MABPさんのような、経営者の孤独や不安に寄り添い、本当に親身になって相談に乗ってくれる仲介会社を見つけることが不可欠ですね。
私は今泉さんという、熱意を持って真摯に対応してくれるアドバイザーがいてくれたからこそ、安心して会社の未来を託すことができました。今回の結果には大変満足していますし、彼と出会えて本当に良かったと心から思っています。
M&Aを実施する目的や背景は多岐にわたって存在するため、
ひとつとして同じ案件や事例は存在しません。
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