数ある物流事業のなかでも、貨物輸送業界はモーダルシフトや輸送効率の向上などを背景に注目を集め、その市場は拡大を続けています。
そこで本記事では、航空・鉄道を用いた貨物輸送業界の市場規模や今後の展望、そして解決すべき課題について詳しく解説します。
あわせて、抱える課題の有効な解決策も紹介するので、貨物輸送業界のさらなる発展を目指す方はぜひ参考にしてください。
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目次
貨物輸送業界の市場規模
はじめに、航空貨物と鉄道貨物、それぞれの市場規模を解説します。
航空貨物の市場規模
グローバル経営コンサルティング企業であるIMARCグループによると、2024年度における日本の航空貨物市場規模は2024年584万トンです。
今後はさらに拡大して2033年までに1,566万トンに達し、年平均成長率(CAGR)11.58%で成長すると予測されています。
市場規模が拡大している背景として、ワクチンや生物製剤、特殊医薬品など厳格な取り扱いやタイムリーな配送を必要とする医薬品の輸送、国際航空貨物サービスの拡大などが挙げられます。
参考:IMARCグループ|日本航空貨物市場種類、サービス、目的地、エンドユーザー、地域別の市場規模、シェア、動向、予測2025年~2033年
鉄道貨物の市場規模
航空貨物と同じくIMARCグループの調査によると、2024年度の市場規模は199USドルに達しています。
また今後も拡大を続け、2033年には303億USドルに達し、年平均成長率(CAGR)4.8%で成長すると予測されています。
この拡大の代表的な背景として、CO2削減、トラックドライバー不足や拘束時間規制強化などの解決に向けた向けたモーダルシフトへの対応が挙げられます。
参考:IMARCグループ|日本の鉄道市場 タイプ・距離・最終用途・地域別市場規模、シェア、動向、予測 2025-2033年
貨物輸送業界の今後の展望と解決すべき課題
市場規模拡大を続ける貨物輸送業界ですが、今後の展望はどのようになっているのでしょうか。
解決すべき課題とあわせて解説します。
脱炭素社会に向けた「グリーン物流」の標準化
2050年のカーボンニュートラル実現に向け、多くの国や企業が2030年までにCO2排出量46%削減(2013年比)という中間目標を掲げています。
そのため、グリーン物流への対応は今後ますます求められるようになり、最終的には標準化が目標とされています。
そのため、特に鉄道を活用した輸送手段に対するニーズは、さらに拡大することが考えられるでしょう。
「無人輸送」を見据えた設備投資
近年の物流業界ではドライバー不足が深刻な問題となっており、ドライバー不足を解消するための「無人輸送」の研究・開発が進められています。
この研究・開発を成功させるためには、航空・鉄道による貨物輸送が新技術とどのようにタッグを組み、物流業界全体が抱える課題を解決できるかを考え、それに向けた設備投資をする必要があります。
ドライバー不足への対応
貨物輸送を拡大しても、ラストワンマイル物流ができなければ日本の物流は滞り、社会問題へと発展します。
そのため、貨物輸送後のプロセスを担うトラック輸送事業者も、物流を支えるためにドライバー不足を解消することが必要です。
貨物輸送業界を含む物流業界全体が抱える課題を解決する方法
貨物輸送事業者はもちろん、日本の物流を支える物流業界全体が多くの課題を抱えています。
課題をどのように解決すればよいのか、代表的な方法をご紹介します。
「物流2024年問題への対応
「物流2024年問題」は、2024年が過ぎた現在でも、ドライバー不足(労働人口不足)が深刻な問題となっています。
そのため、給与形態や福利厚生の見直し、採用活動の工夫など、どれだけ早く人材を確保できるかが生き残りの鍵となります。
3-2.3PL(サードパーティ・ロジスティクス)の強化
昨今の物流業界では、業務効率化に向けた3PL(サードパーティ・ロジスティクス)の強化が進められています。
3PLを実現するためには、鉄道・航空貨物輸送後のプロセス以降の物流業務を外部委託してコストを削減する、または物流会社が業務を引き受けるなど、物流業界全体での取り組みが必要です。
M&Aによるインフラ強化とネットワークの拡大
貨物輸送事業者では、近年M&Aが活発に行われています。
M&Aによって物流網(トラック輸送など)を取得することにより、ワンストップサービスの提供を図ることが可能となり、輸送コストの最適化や環境保護への対応力の向上が期待できるようになります。
また、システム開発企業を買収すれば、運行管理システムやプラットフォームなどDX化の推進も可能です。
まとめ
変革期を迎えている物流業界のなかでも、航空機や鉄道を用いた貨物輸送へのニーズが高まっており、その市場規模は拡大を続けています。
しかし、解決すべき課題も多く、近年ではM&Aが有効な手段として活発に行われています。
私たちM&Aベストパートナーズは、これまで数多くのM&Aを成功に導いてきた豊富な実績とノウハウがあり、貨物輸送業界も含め、物流業界に精通した専任アドバイザーが在籍しております。
M&Aによって抱える課題を解決し、日本の物流を今後も支えていきたいとお考えの方は、まずはお気軽にM&Aベストパートナーズまでご相談ください。
解決すべき課題を丁寧にヒアリングさせていただき、全力でM&Aを成功に導くお手伝いをさせていただきます。
