原点から磨き続け、成果で語る世界へ

2026-01-15
社員インタビュー
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戦闘力の原点

まずは学生時代のお話から聞かせてください。どんな学生生活を送られてきたんでしょうか?

正直に言うと、学生時代は「すごく目立つ存在だった」というタイプではありませんでした。

当時は本当にごく普通の学生だったと思います。特に大学時代は部活にも所属せず、生活の中心はアルバイト。時間の多くを働くことに使っていました。

ただ、振り返ってみると、学生時代を通して唯一続けていたのが野球でした。小学校3年生から高校まで。始めたきっかけはとてもシンプルで、仲の良い友人に「一緒に野球をやろう」と声をかけられたことです。小学校・中学校の頃は、周囲から見ても比較的うまい方だったと思います。
ただ、高校に入ってから状況が大きく変わりました。レギュラーではあるものの、突出した存在ではない。チームのスターでもない。その現実をはっきりと突きつけられたのが、高校時代でした。

今振り返ると、この高校時代が、自分にとって最初の大きなターニングポイントだったと思います。

高校時代に転機を迎えてからは、具体的にどんなことに取り組んでいたんですか?


高校時代に本気で取り組んだのが、メンタルトレーニングです。

内容自体はとてもシンプルで、週に1回「毎日必ずやり切る目標を立てる」というものでした。

勉強・生活・部活、それぞれの目標を1つずつ設定し、どんな日でも必ず実行する。
部活動では、毎日素振りを1000本行っていました。元々は部活の練習メニューの一つでしたが、私は副キャプテンを務めていたので、「やるなら本気でやろう」と思い、率先して周囲に声をかけていました。正直、とてもきつかったです。毎日続けることの大変さを、身をもって知りました。

ただ、この経験を通じて、「決めたことをやり切る」「途中で投げ出さずに継続する」という感覚が、完全に自分の中に根付きました。今の自分のメンタルの土台は、間違いなくこの高校時代にあります。ここが、自分の原点ですね。

「量」を積み重ねた、実践の4年間

大学時代はどんな進路を選びましたか?

学力に自信があるほうではありませんでしたが、学級委員長や部活動に取り組む姿勢を評価され、関西大学の商学部に指定校推薦で進学しました。大学では部活動には所属せず、生活の中心はアルバイトでした。居酒屋で働いていて、昼の3時から朝の5時までというシフトに入ることも珍しくなかったですね。今思うと、「学生でそこまで働くのか」と思われるような生活だったと思いますが、当時の自分にとってはそれが当たり前でした。

そこまで働いた原動力は何だったのでしょうか?

理由は本当にシンプルで、「お金を稼ぎたかった」からです。おしゃれをしたい、服を買いたい。動機としてはその程度でした。

ただ、結果的には、忙しい月だと学生でも月に40〜50万円ほど稼ぐこともありました。特に12月はかなりきつかったですね。授業には一応出席していましたが、ノートは友人に頼ることも多かったです(笑)。ただ、この大学時代の経験を通して、「量をこなすこと」や「しんどくても動き続けること」に対する耐性は、確実に身についたと思います。

将来のキャリアについては、大学時代から考えていましたか?

実家が自営業で、祖父も父も経営者だったので、「いずれは自分も社長になるんだろうな」という感覚は、かなり自然に持っていました。誰かにそう言われたわけでも、強制されたわけでもありません。ただ、そういう環境で育ったことで、「自分で事業をやる人生になるんだろうな」という意識は、学生の頃からずっとありました。

当時は、それが後にM&Aにつながるとはまったく思っていませんでしたが、「いつかは経営する側に立つ」という将来像だけは、ぼんやりとではあるものの、確かに描いていたと思います。

ナンバーワンの現場で磨かれた営業力

新卒でキーエンスに入社したきっかけを教えてください。

正直に言うと、就職活動を始めるまでキーエンスのことは知りませんでした(笑)。最初は就活の“練習”くらいの感覚で受けたのがきっかけです。選考では20秒の自己PRがあり、そこで野球の話をした記憶があります。そうしたら、気づけばそのまま選考が進み、内定をもらっていました。後に会社について調べてみると、給与は業界トップクラス。
もともと「ナンバーワン」という言葉には惹かれるタイプなので、どうせ行くなら、一番厳しくて、一番鍛えられる環境に身を置きたいと思いました。そう考えたときに、自然と選択肢に残ったのがキーエンスでした。

入社後に感じたギャップはありましたか?

ほとんどありませんでした。キーエンスは新卒採用しか行っていないので、入社前後で大きなギャップが生まれにくい仕組みになっていると思います。入社後は名古屋に配属され、4年間、自動車業界向けにレーザーマーカーを販売していました。一般的には「きれいな営業」というイメージを持たれがちですが、実際の現場はかなり泥臭い仕事です。安全靴とヘルメットを着用し、油まみれになりながら設備の調整や作業を行うことも多くありました。

その後は仙台に異動し、半導体分野を担当。責任者としての役割も任せてもらいました。結果としては、9半期連続で目標を達成することができ、営業として一定の成果は出せていたと思います。

安定よりも、成長を選んだ決断

そうした中で、転職を考えるようになった理由は何だったのでしょうか?

30歳を迎える少し前から、「このままでいいのだろうか」という感覚が、徐々に強くなっていきました。キーエンスの商品力は圧倒的で、それ自体は大きな強みです。ただ、その分、すでに導入されている製品を継続的に提案する場面も多く、営業の仕事がある意味でルート化していく側面もありました。

ちょうどその頃、周囲ではベンチャー企業に挑戦する友人や、起業する仲間が増えてきていました。「もっと自分自身の戦闘力を高めたい」「このまま同じ場所にいていいのか」と考えるようになったのが、転職を意識し始めたきっかけです。

M&A業界、そしてM&Aベストパートナーズ(以下、MABP)を選んだ理由を教えてください。

実家を継ぐか、継がないかという話が出たときに、「M&Aをする」という選択肢があることを、初めて知りました。そこからM&Aという仕組みに興味を持つようになり、業界について調べ始めました。
その中で、キーエンス時代に8年間一緒に働いてきた先輩に、「M&Aで一社だけ、信頼できる会社を教えてほしい」と相談しました。正直、たくさんの会社を受けたいタイプではなかったので、「一社だけでいい」と決めていたんです。
その先輩から紹介されたのが、MABPでした。当時は、まだ立ち上がって間もない若い会社でした。だからこそ、「ここからまた始まる」という感覚が強くて、すごくワクワクしたのを覚えています。
大きな組織での経験を経た今だからこそ、このフェーズの会社で挑戦したい。そう思えたことが、最終的な決め手でした。

転職に対する不安はありませんでしたか?

正直に言うと、周囲からは99%反対されました。キーエンスでは給与も安定していましたし、責任者として大阪への転勤も決まっていた状況でした。それでも、最終的に背中を押してくれたのは妻でした。
「もっと稼ぎたい」「もっと強くなりたい」。その気持ちが、自分の中で最後は勝ちました。キーエンスでは、ある程度年収の上限が見えます。一方で、M&Aの世界は成果次第で、どこまでも突き抜けられる。それだけではなく、経営者と同じ目線で話ができる力を身につけたかったんです。営業としてではなく、一人のビジネスパーソンとして戦闘力をもっと高めたいと思ったのが、転職を決断した一番の理由です。

MABPへの入社後は、どのような成果を上げてきましたか?

振り返ると、M&Aアドバイザーとしての1年目がいちばん濃かったかもしれません。未経験でのスタートでしたが、結果的に1年目で3件の成約を出すことができました。

当時、電話営業(電話を起点に経営者と接点をつくる営業)に、本格的に取り組んでいる人がほとんどいませんでした。訪問や紹介が中心だった中で、「誰もやらないなら、自分がやろう」と思い、自然と「じゃあ僕がやります」と手を挙げていました。

仕組みも、人も、やり方も何も決まっていない状態から、試行錯誤を重ねて少しずつ形にしていく。
正直、楽ではありませんでしたが、ゼロから組織と仕組みをつくる経験ができたことは、今振り返っても大きな財産になっています。

言葉の裏にある、本音と覚悟を読む

営業において、大切にしていることは何でしょうか?

一番大切にしているのは、「言葉の裏側を見ること」です。経営者は、必ずしも本音をそのまま言葉にするとは限りません。だからこそ、「なぜ今、その言葉が出てきたのか」「どんな背景や感情があるのか」を常に考えるようにしています。

そのためには一歩踏み込んで質問することも必要ですし、同時に、自分自身がオープンでいることも欠かせません。こちらが心を開いて話すからこそ、相手も本音を話してくれる。そう信じています。

M&Aアドバイザーとして、大切にしている流儀はありますか?

「曖昧なことを、曖昧なままにしない」ことです。分からないことがあれば必ず聞く。会社のことを一番理解しているのはオーナーなので、どれだけの愛着があるのか、なぜその会社を続けてきたのかを、丁寧に聞くようにしています。

ただ「感じのいい人」で終わるのではなく、プロとして経営者と同じフィールドに立つ。その意識を持ち続けることが、M&Aアドバイザーとしての自分のスタンスです。

今後、チャレンジしていることや展望を教えてください。

今は、M&Aアドバイザーとしての仕事だけでなく、自分自身が会社を買い、経営することにも挑戦しています。その一つが、日本酒事業です。今年は、ニューヨークに営業に行く予定があります。

すでに台湾では実績をつくることができました。だからこそ、次は世界のトップであるニューヨークで、きちんと結果を出したい。M&Aで培った視点や経験を、自分自身の経営にも本気で活かしていきたいと考えています。

最後に、これからM&Aアドバイザーを目指す方にメッセージをお願いします。

正直に言うと、M&Aアドバイザーは「死ぬ気で働く覚悟」がなければ通用しない世界だと思います。中途半端な気持ちで結果が出るほど、甘い仕事ではありません。
ただ、本気で成長したい人にとっては、これ以上ない環境でもあります。努力した分だけ、自分の実力がそのまま結果として返ってくる世界です。

特に大切なのは、「聞く力」と「頼る力」。未経験であればなおさら、自分から主体的に周りに聞きに行く姿勢が欠かせません。僕自身も、夜中まで先輩にロープレをお願いしながら、必死に学んできました。それを当たり前にやり切れるかどうかが、大きな分かれ道になると思います。覚悟を持ってこの世界に飛び込んでくる方と、同じ目線で悩み、成長し、結果に向き合っていけることを楽しみにしています。

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