【2026年】建設業・工事業のM&Aニュース一覧

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M&Aベストパートナーズ MABPマガジン編集部

日本ヒューム、中部地域のマナックを子会社化

日本ヒューム株式会社<5262>は2026年1月30日、中部地域でコンクリートパイルの製造・施工を一貫して手がけるマナック株式会社の株式を取得し、子会社化することを決議。同社は100年以上の歴史を持つが、さらなる持続的成長に向けた「中期経営計画 23-27計画R」の戦略的投資として、中部エリアの強固な顧客基盤と製造拠点を獲得する。

今回の買収は、物流コストの増大や人手不足といった「2024年問題」に対応するための不可逆的な一手。重量物であるコンクリート杭において重要な「拠点配置」を強化することで、輸送効率の向上やリードタイムの短縮を図る。両社の経営資源を統合し、大型案件への対応力を高めることで、中部地域における競争優位の確立と収益力の最大化を目指す方針。

参考:日本ヒューム株式会社|マナック株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

あおみ建設、清水建設グループへ参入

あおみ建設株式会社は2026年2月13日、清水建設株式会社<1803>を引受先とする第三者割当増資を実施し、同社グループへ参画することを発表。あおみ建設は港湾土木に強みを持つ企業であり、今後は清水建設の傘下で経営基盤の強化を図る。建設資材の高騰や慢性的な人手不足といった厳しい経営環境が続く中、大手グループのリソースを活用することで、持続的な成長を目指す。

今回のグループ参画により、清水建設が持つ広範な事業基盤とあおみ建設の独自技術を融合させ、技術・人財面でのシナジー創出を狙う。公共工事を中心とした国土強靭化対策への対応力を高めるとともに、DXの推進や人財投資を加速。両社の連携を深めることで、海洋土木分野をはじめとする建設市場での競争力を一層強化していく方針。

参考:あおみ建設株式会社|清水建設グループへの参画に関するお知らせ

矢作建設工業、法面工法の海昌を子会社化

矢作建設工業株式会社<1870>は2026年2月13日、株式会社海昌の親会社である株式会社アクエリアスインベスコの全株式を取得し、子会社化することを発表。海昌が保有する「スタンドドライブ工法(SD工法)」は、大型重機を必要とせず難所での施工を可能にする独自の鉄筋挿入技術。矢作建設が強みとする「パンウォール工法」と親和性が高く、法面工法における競争力を一層強化する狙い。

海昌は近畿や九州を中心に全国的な施工実績を持っており、矢作建設の営業網と連携することで商圏のさらなる拡大が見込まれる。今回の買収を通じて、土木事業の技術商品ラインナップを拡充し、リニア経済圏への事業拡大や特定の事業分野での圧倒的なシェア獲得を目指す方針。

参考:矢作建設工業株式会社|株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

コプロHD、子会社のIT事業をジャパニアスへ譲渡

株式会社コプロ・ホールディングス<7059>は、2026年1月15日、連結子会社の株式会社コプロテクノロジーが手掛けるIT事業を、会社分割によりジャパニアス株式会社<9558>へ承継させることを決議した。

対象となるのは、求人サイト「ベスキャリIT」を主軸としたIT技術者派遣およびSES事業。コプロHDグループは、IT技術者獲得競争の激化やスキルの高度化といった環境変化を踏まえ、中長期的な成長のために「選択と集中」を断行。今回の事業譲渡により、グループの強みである未経験者育成・派遣ノウハウを最大限に活かせる「建設技術者派遣」および「機電・半導体技術者派遣」の2大中核事業に経営資源を集中させ、競争力のさらなる強化を図る方針。

参考:株式会社コプロ・ホールディングス|連結子会社の会社分割(吸収分割)による事業譲渡のお知らせ

コプロHD、トライトの建設派遣事業を292億円で買収

株式会社コプロ・ホールディングス<7059>は、2026年1月15日、米系投資ファンドのカーライル・グループより、株式会社トライトおよび株式会社トライトエンジニアリングの全株式を取得し、完全子会社化することを決議した。

コプロHDは建設技術者派遣で国内トップクラスだが、今回の買収により技術者数は合計で7,300名を超え、競合他社を引き離す圧倒的な業界1位のポジションを確立する。 トライトエンジニアリングが持つ「経験者採用」の強みと、コプロHDの「未経験者育成」のノウハウを融合。深刻化する建設業界の人手不足に対応し、全国的な拠点網を活用した受注拡大を目指す。

参考:株式会社コプロ・ホールディングス|株式会社トライト株式の取得(完全子会社化)に関する補足説明資料

安藤ハザマ、シンガポールの改修工事大手QXY社を完全子会社化

株式会社安藤・間<1719>は、2026年1月5日付で、シンガポールの建設会社であるQXY Resources Pte. Ltd.の全株式を取得し、完全子会社化した。

QXY社は、シンガポール国内において事務所や商業施設、教育施設などのリニューアル建築分野で高い実績と競争力を持つ企業である。安藤ハザマは、中期経営計画において海外事業の基盤強化を重点施策として掲げており、今回の買収を通じて、重点地域である東南アジアでの長期的な事業成長を加速させる。

参考:株式会社安藤・間|シンガポールの建設会社「QXY Resources Pte. Ltd.」の株式取得に関するお知らせ

建装工業、広島の宮本塗装工業を完全子会社化

建装工業株式会社は、2025年12月25日付で、広島県広島市に本社を置く宮本塗装工業株式会社の全株式を取得し、完全子会社化した。

建装工業は、マンションの大規模修繕やオフィスビルのリニューアル、プラント塗装などを全国で展開している。一方、宮本塗装工業は広島県を中心に地域に根ざした塗装事業を手がけてきた。今回の買収により、建装工業は広島エリアにおける施工体制と営業基盤を一層強化する。

参考:建装工業株式会社|「宮本塗装工業株式会社」子会社化のお知らせ

積水化学工業、北海道の木造住宅会社アーキテックプランニングを子会社化

積水化学工業株式会社<4204>の住宅カンパニーは、2026年1月1日付で、北海道を中心に木造注文住宅を展開する株式会社アーキテックプランニングの全株式を取得し、完全子会社化した。

アーキテックプランニングは、札幌・旭川・苫小牧エリアで高いデザイン性と性能を兼ね備えた木造住宅に強みを持つ企業である。積水化学工業は、自社の鉄骨ユニット住宅「セキスイハイム」に加え、同社の木造軸組工法をラインナップに取り入れることで、北海道エリアでの多様なニーズに対応する。

参考:積水化学工業株式会社|北海道エリアの業容拡大に向けて、木造住宅会社「株式会社アーキテックプランニング」の全株式を取得

星野管工設備、西部ガスリアルライフ長崎を吸収合併

長崎市の指定給水装置工事事業者である星野管工設備株式会社は、2026年1月1日を効力発生日として、西部ガスリアルライフ長崎株式会社を吸収合併した。星野管工設備が存続会社として、同社の全ての権利義務を承継する。

星野管工設備は、昭和39年の創業以来、西部ガスグループの一員としてガス配管工事や給排水設備工事を主力としてきた。一方、西部ガスリアルライフ長崎も地域に密着したガス関連サービスを展開してきた。今回の合併により、両社が持つ施工技術とサービス機能を統合することで、経営資源の最適化を図る。これにより、家庭用エネルギーの安定供給、住宅設備のリフォーム提案、迅速なメンテナンス体制をさらに強化し、地域住民の多様なニーズに応える「住まいのトータルサポーター」としての発展を目指す。

参考:星野管工設備株式会社|西部ガスリアルライフ長崎株式会社との合併のお知らせ

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