物流業のM&Aニュース一覧

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M&Aベストパートナーズ MABPマガジン編集部

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センコーGHD、シンガポールの青果輸入・卸売トータルフレッシュをグループ化

センコーグループホールディングス株式会社<9069>は、シンガポールを拠点に青果物の輸入・卸売を行うTotal Fresh Connection Pte Ltdの株式60%を取得し、11月28日付けでグループ化した。

トータルフレッシュは、世界30カ国に150社以上の仕入れネットワークを持ち、高級青果物をハイエンドなサービス業者へ供給している。センコーグループは、トータルフレッシュのグループ加入により、サプライヤーネットワークを活用した青果物の販路拡大が可能となるほか、青果輸送を本格的に始動し、コールドチェーンネットワークの拡大を目指す。

参考:センコーグループホールディングス株式会社|商物一体のサービスでシンガポールでのコールドチェーン市場拡大へ

カンダホールディングス、子会社間の吸収合併によりグループ物流の効率化を推進

カンダホールディングス株式会社<9059>は、連結子会社であるカンダコーポレーション株式会社が、孫会社である株式会社ロジメディカルおよび株式会社名岐物流サービスを吸収合併することを決議した。

本合併は、カンダコーポレーショングループ内において、営業力・組織力の強化を図るとともに、経営効率の向上を目的として行われる。カンダコーポレーションを存続会社とし、ロジメディカルと名岐物流サービスを一体化することで、グループの物流体制の効率化を進める。

参考:カンダホールディングス株式会社|当社連結子会社(孫会社)間の吸収合併に関するお知らせ

センコーグループHD、丸運の非公開化と連結子会社化を目的とするTOBを開始へ

総合物流業を営むセンコーグループホールディングス株式会社<9069>は、同じく物流事業を展開する株式会社丸運<9067>に対し、公開買付けを実施し、非公開化の上で連結子会社化することを決議した。

丸運の筆頭株主であるJX金属との間で、TOBへの不応募契約を締結しており、TOB成立後のスクイーズアウト手続きと自己株式取得を通じて、丸運をセンコーグループの議決権保有割合80%の子会社とする計画。これにより、グループ連携の強化を図る。

参考:センコーグループホールディングス株式会社|株式会社丸運(証券コード:9067)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ

SGホールディングス、子会社によるディーラインおよびグループ6社の子会社化を発表

佐川急便など、国内・海外の物流サービスを展開するSGホールディングス株式会社<9143>は、子会社であるSDトランスライン株式会社により、株式会社ディーラインおよびそのグループ6社から株式を取得、子会社化したことを発表した。

子会社化された7社は佐川急便株式会社の宅配便事業における幹線輸送業務の主要委託先であり、本株式取得によって全社の事業継続およびサービスインフラの維持・安定化を目指す。

参考:SGホールディングス株式会社|当社子会社による株式の取得(孫会社の異動)に関するお知らせ

D&Dホールディングス、RK運送合同会社を完全子会社化

自動車関連業の株式会社D&Dホールディングスは、冷凍・冷蔵貨物の配送事業を手掛けるRK運送合同会社を完全子会社化すると発表した。

近年のEC市場の拡大によって、冷凍・冷蔵貨物配送が成長分野として注目されており、本子会社化によって既存取引先へのサービス拡充と軽貨物運送事業の収益基盤強化を図る。

参考:株式会社D&Dホールディングス|RK運送合同会社を完全子会社化

JFE物流グループ、関連6社の事業再編を発表

国内外で鉄鋼物流事業を展開するJFE物流株式会社は、グループ会社であるJ-ロジテック株式会社、JFE物流京浜株式会社、JFE物流中部株式会社、倉敷運輸株式会社、JFE瀬戸内物流株式会社の全事業を統合・一体化することを発表した。

本事業統合により、人材確保や育成の取り組みを強化するとともに、ニーズに即した柔軟な人材配置や将来を見据えた基盤強化を図る目的。

参考:JFE物流グループ|JFE物流グループ事業の再編について

プラス ロジスティクス、MIホールディングスの株式を取得

プラス ロジスティクス株式会社は、物流事業を中核としたホールディングスカンパニーであるMIホールディングス株式会社の株式を82.8%取得し、子会社化すると発表した。

本買収により、プラス ロジスティクスグループはロジスティクス事業の収益拡大、自社車両による輸配送機能強化、および両者リソースの共同利用によるコストシナジー創出など、中長期的な企業価値向上を目指す。

参考:プラス ロジスティクス株式会社|MIホールディングス株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

ファイズホールディングス、家電品の配達・設置工事請負の誠ノ真を子会社化

サードパーティーロジスティクス(3PL)サービスを提供するファイズホールディングス株式会社<9325>は、家電品の配達、設置工事の請負を行う株式会社誠ノ真の株式を取得し、子会社化すると発表した。

本買収により、ファイズホールディングス<9325>は、誠ノ真の埼玉県の拠点を活用した輸配送の稼働率向上や、取引先からのニーズが高い首都圏での組立設置配送サービス提供が可能となる。これにより、グループのロジスティクスサービス事業との連携を強化し、ECソリューション事業の経営理念の実現を図る。

参考:ファイズホールディングス株式会社|株式会社誠ノ真の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

丸全昭和運輸、日東富士運輸の株式66.6%を取得し子会社化

総合物流サービスを提供する丸全昭和運輸株式会社<9068>は、日東富士製粉グループの物流機能を担ってきた日東富士運輸株式会社の株式の一部(66.6%)を取得し、子会社化すると発表した。日東富士運輸は、子会社化に伴い商号を「M&Fロジスティクス株式会社」に変更する予定。

本子会社化により、丸全昭和運輸は日東富士運輸の持つ長年のノウハウと物流ネットワークを取り込み、より付加価値の高い物流サービスの提供を目指す。また、製粉業界における共同物流の促進などを通じて物流の効率化に寄与し、グループの企業価値の一層の向上を図る。

参考:丸全昭和運輸株式会社|日東富士運輸株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ

日本郵便、ロジスティードHDの株式を取得し資本業務提携を締結

日本郵政株式会社<6178>傘下の日本郵便株式会社は、ロジスティードホールディングス株式会社<9359>の株式19.9%をKKRより譲り受け、ロジスティードHD<9359>および中核子会社のロジスティード株式会社と資本業務提携契約を締結した。

本提携は、日本郵政グループの最大の強みである郵便局ネットワークと、ロジスティードHDの持つ3PLオペレーショナル・エクセレンスや高度な物流DXケイパビリティを融合させ、ラストワンマイルから国内企業間、国際物流まですべてを一気通貫で運営できる総合物流企業としての事業基盤を構築することが目的。

参考:日本郵政株式会社|日本郵便によるロジスティードホールディングス株式会社の株式取得並びに 同社及び同社中核子会社との資本業務提携契約締結について

マルイチ・ロジスティクス、中央運輸を子会社化し低温物流を強化

マルイチ・ロジスティクス・サービス株式会社は、2025年10月1日付で中央運輸株式会社の株式を取得し、同社を子会社化した。

今回の完全子会社化により実運送機能を強化し、両社の機能をグループの物流プラットフォームへ融合させる。これにより、低温物流を軸とした輸配送機能を最大限に発揮し、長野県内における食品流通のさらなる効率化と高度化を推進していく。

参考:マルイチ・ロジスティクス・サービス株式会社|マルイチ・ロジスティクス・サービス株式会社による中央運輸株式会社の子会社化に関するお知らせ

東京汽船、東京湾フェリーと横浜貿易ビルを合併し航路維持と経営改善を図る

東京汽船株式会社<9193>は、連結子会社である東京湾フェリー株式会社を存続会社とし、持分法適用非連結子会社である株式会社横浜貿易ビルを消滅会社とする吸収合併を実施する。

東京汽船は、本合併に先立ち両社の少数株主株式を購入し完全子会社化した。東京湾フェリーはアクアラインの値下げや新型コロナウイルス感染症拡大の影響で長期にわたり債務超過状態が続いている。本合併の目的は、この債務超過状態を解消し、カーフェリー事業の航路維持と利用客へのサービス向上を図ることである。

参考:東京汽船株式会社|連結子会社及び持分法適用の非連結子会社の合併に関するお知らせ

キューソー流通システム、連結子会社の吸収合併を発表

食品関連の流通を担う株式会社キューソー流通システム<9369>は、連結子会社であるフードクオリティーロジスティクス株式会社を吸収合併すると発表した。

同社は現在事業を行っておらず、実質的な仮眠状態となっているため、経営資源を合理化する目的で吸収合併を行う。

参考:株式会社キューソー流通システム|連結子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ

ニチレイロジグループ、マレーシアのICCL Groupの株式を取得し子会社化を発表

株式会社ニチレイ<2871>の子会社であり、物流業を展開する株式会社ニチレイロジグループは、マレーシアで低温物流事業を展開するICCL Groupの株式を取得し、子会社化すると発表した。

ICCL Groupはマレーシアに自社倉庫や自社車両を有しており、本株式取得を通じてマレーシア国内でのさらなる事業拡大を目指す目的。

参考:株式会社ニチレイ|マレーシアにおけるICCL Group株式譲渡契約の締結について

LVJホールディングス2合同会社、三菱ロジスネクストの公開買付けを実施

LVJホールディングス2合同会社は、2025年9月30日をもって、三菱ロジスネクスト株式会社<7105>の公開買付けを実施すると発表した。

LVJホールディングス2合同会社は、本公開買付けによって株券を取得することを目的として設立。公開買付け終了後、合同会社から株式会社へ組織変更する予定。

参考:三菱ロジスネクスト株式会社|LVJホールディングス2合同会社による三菱ロジスネクスト株式会社(証券コード:7015)に対する公開買付けの開始予定に関するお知らせ

上組、完全子会社のMCKGポートHDを吸収合併

港湾物流の株式会社上組<9364>は、完全子会社であるMCKGポートホールディングス株式会社を吸収合併すると決定した。これにより、MCKG社は解散となり、経営の効率化を目指す。

参考:株式会社上組|子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ

センコーグループホールディングス、宝飾品販売を手掛けるベリテを子会社化

物流大手のセンコーグループホールディングス株式会社<9069>が、1948年創業の宝飾品小売・卸売業を手掛ける株式会社ベリテ<9904>をTOBで子会社化した。

この子会社化を通じ、グループ全体の小売事業の強化を図るとしている。

参考:センコーグループホールディングス株式会社|株式会社ベリテ(証券コード:9904)に対する公開買付けの結果及び子会社の異動に関するお知らせ

西日本鉄道、ヒノマルHDの全株式を取得し子会社化

西日本鉄道株式会社<9031>は、2025年10月1日付けでヒノマルホールディングス株式会社の発行済株式を99%取得し、子会社化すると発表した。加えて、年内を目途に発行済株式の100%取得を予定している。

本子会社化により、ヒノマルHDがメインとする九州エリアの農業事業を取り入れ、西鉄グループの物流サービスや物販サービスに活かしたい考え。

参考:西日本鉄道株式会社|ヒノマルホールディングス株式会社の株式取得(子会社化)について

ダイセーホールディングス、ライスアイランドより「磯っぺ」事業を譲受

運送事業のダイセーホールディングス株式会社は、有限会社ライスアイランドより、飲食店「磯っぺ」の関連事業を譲受したと発表した。これにより同社が運営する飲食店は、「横濱たちばな亭」に続き2店舗目となる。

参考:ダイセーホールディングス株式会社|ダイセーホールディングス、飲食店2軒目を事業譲受

SGホールディングス、中国物流子会社の上海虹迪物流科技を合弁パートナーに譲渡

物流大手で知られるSGホールディングス株式会社<9143>は、中国事業見直しの一環として同社傘下で現地物流子会社である上海虹迪物流科技有限公司の全出資持分70%を合弁パートナーである上海格羅博特智能科技有限公司へ譲渡すると発表した。

参考:SGホールディングス株式会社|子会社等における孫会社の異動(出資持分譲渡)および連結子会社の異動に関するお知らせ

タイミー、単発アルバイトマッチングサイト運営のスキマワークスを子会社化

単発アルバイト仲介サービスを展開する株式会社タイミー<215A>は、単発アルバイトマッチングサイト「Sukima Works」を展開するスキマワークス株式会社の子会社化を発表した。

スキマワークス株式会社は物流倉庫領域での業務委託型運営に強みを持つため、物流業界の人手不足解消、働く機会の創出など、両社のノウハウを生かし企業・働き手双方の負担軽減や人手不足の解消を目指していく。

参考:株式会社タイミー|タイミー、スキマワークス株式会社の全株式を取得

イー・ロジット、gf.Pからレディースアパレル・雑貨の通販事業を取得

EC事業者向け物流代行を主力とする株式会社イー・ロジット<9327>は、これまで未開拓であったBtoC(企業対消費者間取引)領域で自社ECサイトによるサービス展開を目的とし、gf.P株式会社が運営してきたレディースアパレル・雑貨の通販事業「North mall」事業を取得した。

参考:株式会社イー・ロジット|イー・ロジット、gf.P株式会社が運営するノースモール事業を譲受

SBSホールディングス、貨物運送業のブリヂストン物流を子会社化

総合物流の大手であるSBSホールディングス株式会社<2384>は、株式会社ブリヂストン傘下である株式会社ブリヂストン物流(東京都小平市)を子会社化することについて合意ができたと発表した。

参考:SBSホールディングス株式会社|ブリヂストングループの物流専門会社 ブリヂストン物流の株式譲受に関する合意について

著者

MABPマガジン編集部

M&Aベストパートナーズ

石橋 秀紀

ADVISOR

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