ー自らの手で未来を切り拓く M&Aと理想の組織を繋ぐ挑戦ー 継続と信頼で紡ぐ果てしなき物語の挑戦

2025-10-20
社員インタビュー
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山で学んだ「続ける力」と「責任感」

学生時代に打ち込んでいたことは何ですか?

大学では4年間、登山サークルに所属し、本格的な山岳活動に取り組んでいました。
夏休みには1週間ほど山にこもり、30キロほどのバックパックにテントや食料を詰め込み、北アルプスや南アルプスを縦走するような活動を行いました。長期山行は年4〜5回、日帰り登山は毎月2回程度。酸素の薄い高山では高山病になる人も出るほどで、体力的にも非常に厳しい環境でした。1年目は辛い日々が続きましたが、経験を重ねるごとに体の使い方が分かり、重い荷物を背負って高山を登ることも「挑戦」として受け入れられるようになりました。

本格的に登山に打ち込んでいたんですね。入部したきっかけは何だったんですか?

学内で出会った先輩に誘われて、登山サークルの見学に行ったことがきっかけです。最初は軽い気持ちでしたが、仲間と山頂を目指す楽しさや達成感にのめり込み、4年間やり切ることができました。過酷な場面もありましたが、「仲間に迷惑をかけたくない」という思いも大きな原動力でしたね。山行前には筋力トレーニングも欠かさず、チームで挑戦する経験として、貴重な学びを得ることができました。

そうした経験は、今のキャリアにどう活きているのでしょうか?

やはり「継続する力」です。最初は困難でも、続けることで習熟し、結果を出せるようになる。社会人になってからも同じで、最初の1年は成果が出ず苦労しましたが、「継続すれば必ず慣れる」という信念を持って粘り強く取り組めました。また、体力的に厳しい環境で仲間と責任を分かち合った経験は、チーム経営でも生きています。

証券会社で磨いた「真の信頼関係」

では、大学卒業後の経歴を教えてください。

卒業後、証券会社に営業職として入社しました。登山サークルの先輩がその会社で働いていて、海外勤務や投資銀行での経験にも憧れがありましたが、学歴的に海外勤務は難しく、まずは国内営業からスタートしました。最初の配属は京都支店で、社長や医者、弁護士など富裕層のお客様を対象に、株式・債券・投資信託・保険などを提案しました。最初は成果が出ず厳しい指導の中で揉まれましたが、1年ほどで成果が出始め、仕事への手応えを感じられるようになりました。

証券会社で、特に忘れられない出来事や壁にぶつかった瞬間はありましたか?

営業ノルマとお客様のニーズが一致しない時期がありました。会社から外国債券の販売を求められましたが、お客様は関心を持たれておらず、提案を控えたところ、上司から厳しく指導を受けました。その経験を通して、「自分は何のために営業をしているのか」と深く考えるきっかけになりました。この出来事が、後にM&A業界へ進む決意に繋がったんだと思います。「お客様にとって本当に良い営業とは何か」という違和感が、今の仕事の原点です。

M&A業界で掴んだ「自由と責任」

その後、M&A業界に進もうと思ったきっかけを教えてください。

当時、ちょうどM&A業界が急速に拡大していた時期でした。登山サークルの先輩が起業する姿や、証券会社時代にお会いした経営者から「後継者がいない」という悩みを聞く中で、事業承継という社会的課題の重さを強く感じました。M&Aは単なる企業取引ではなく、経営者の想いと未来を繋ぐ手段である——。そう実感したとき、この仕事に自分の力を注ぎたいと思うようになりました。

M&Aキャピタルパートナーズに転職されたわけですが、証券会社時代と比べてどんな変化がありましたか?

年間目標制で自由度が高く、自分のペースで仕事を進められる環境でした。成果が出なければ自己責任という厳しさもありますが、その分裁量を持って取り組めます。顧客の課題を深く理解し、買い手企業の戦略を共に考える提案が増え、M&Aの本質的な面白さを実感しました。
また証券会社では他のメンバーが助けてくれる環境でしたが、M&Aでは自分が責任を持たなければならず、自由と責任の重さを同時に学びました。

独立とチーム経営――「フェアな組織」を求めて

独立を決意したきっかけや、その時の心境を教えてください。

5年間の営業経験を通じ、「顧客のためになる方法があるはず」という思いが強まりました。上場企業特有の決算優先や資料作成などの雑務、インセンティブの不公平さを目の当たりにし、「自分たちでフェアで効率的な組織をつくろう」と決意しました。

会社設立にあたって、仲間はどのように集めたのですか?

同じ志を持つ松尾や独立志向のある仲間と、半年ほど会議を重ねながら準備しました。「一緒にやったら面白い」という感覚から始め、チームでスタートできたことで初期のリスクを分散できました。松尾の早期案件決定も会社に余力をもたらしてくれたので、感謝しています。

「良い人」と働く。信頼が生む最強のチーム

採用ではどんな人を求めていますか?

理屈よりも「一緒に働きたいと思えるか」を重視しています。採用フローの会食などで話して、楽しく仕事ができそうと思える人と働きたいですね。また、どんなに優秀でも倫理観のない人は採用しません。成果を上げても不正行為をする人は、会社にとって最大のリスクです。採用面談では「善か悪か」という軸を大切にしています。

M&Aの仕事の魅力はどんなところにありますか?

何より「お客様に心から感謝されること」です。売らなければならない商品があるわけではなく、お客様が納得しなければ会社は売れません。成立時の喜びは大きく、真に信頼関係を築くことができる仕事です。挑戦すればするほど新しい世界が見え、経営支援の領域まで広がっていきます。まさに“天井のない仕事”です。

部下との関わりで意識していることはありますか?

「距離感」と「敬意」を大切にしています。距離を近づけすぎると、率直な指摘や議論がしにくくなるため、あくまで仕事の場で意見をしっかり交わすことを重視しています。メンバーはそれぞれの分野でプロフェッショナルであり、自分より専門性が高い領域もあります。その専門性を尊重し、互いにプロとして敬意を持って向き合うことで、チームとして最大の力を発揮できると考えています。

小さな改善が未来を変える

自己成長のために。普段から意識していることはありますか?

まず「人から学ぶ」ことです。たとえ自分と考え方ややり方が異なる相手でも、意識的に話を聞き、営業同行や食事の場でも学べるものはすべて吸収します。
また、毎日日記を書き続けています。起業してから7年間、一日も欠かさず、今日の気づきや改善点を記録しています。たとえ一日1個でも年間で365個の改善を積み重ねることで、自分を成長させています。

次世代へ希望を、挑戦は続く

今後はどのようなキャリアビジョンを描いていますか?

私個人のキャリアとしては、新規事業や、投資先企業の経営への関与度合いを高めていきたいと思っております。もっと広範に経営スキルを磨いていきたいな、と。もちろんM&A仲介事業における社長業務もございますが、私よりも優秀なメンバーがおりますので、彼ら彼女らが(MABPにおける)社長に挑戦できるような環境作りもしたいと思っております。

最後に、M&A業界を目指す人へのメッセージをお願いします。

優秀であることはもちろんですが、何より「良い人」であることが重要です。誠実でフェア、そして運の良い人と働きたい。当社は、給与・働きやすさ・やりがい・メンバーの質のすべてにおいて、「良い人にとって最高の環境」です。自分の力を信じて挑戦したい人には、これ以上ない舞台だと思います。

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