仲介を超えて経営者へ!M&Aで見つけた自分の勝ち筋

2025-10-17
社員インタビュー
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逆算思考で切り拓いたM&Aへの道

まずは、黒田さんのご経歴について伺いたいです。学生時代から社会人にかけて、どのような道を歩まれてきたのでしょうか?

大学は早稲田の理工学部で、生産管理学を専攻していました。その後、大手の財閥系不動産会社に入社して2年ほど勤務しました。土地や建物、マンション、工場など幅広く扱い、知識と経験を積むことができました。その後、M&Aアドバイザーとしてキャリアを積みたいと思い、M&Aベストパートナーズに転職しました。

理工学部で学ばれていたんですね。理系からM&Aの世界に進まれるのは少し意外に思います。当時、どんなきっかけや思いがあったのでしょうか?

理由のひとつは家庭環境にあります。父は優秀な商社マンで、姉は医師として活躍しており、家族の中で少しプレッシャーやコンプレックスを感じていました。もちろん早稲田に入れたことは誇りですが、家族の中で劣等感を持ちたくないという思いが常にあったんです。

大学では、工場のラインをどう最適化するかを数式で解くような理系的思考をしていましたが、理系就職はあまり考えていませんでした。家庭内のコンプレックスを経営者として別の形で克服したいと考えていたからです。当時はM&A業界が年収や将来性でも注目されており、「ここなら挑戦心を最大限に活かせる」と、将来の自分の可能性を信じ、M&Aの世界で挑戦する道を選んだんです。

なるほど。家庭環境やご自身の強い思いが背景にあったんですね。では、数あるM&A企業の中でM&Aベストパートナーズを選ばれた理由を教えていただけますか?

決め手は副社長・松尾さんとの出会いです。面接で「今の職場を良くするにはどうしたらいい?」と聞かれ、リート活用について提案したところ、「よくわかる」と言っていただきました。業界は違っても考え方が一致し、「この人と一緒に働きたい」と直感しました。他社も受けましたが、結局MABPが一番自然に自分を表現できる環境だと感じました。

松尾さんとの出会いが大きな決め手だったんですね。M&Aアドバイザーになってみて、前職の不動産経験は今の仕事に活きていますか?

業界は違いましたが、土地や建物、マンション、工場など幅広く扱った経験は非常に役立ちました。特に、不動産関連のオーナー様に説得力のある提案ができる点は強みです。不動産知識は他のアドバイザーよりも豊富で、結果として案件の制約率や満足度向上にもつながっています。

逆境が教えてくれた勝ち筋

小学4年生から野球部でキャッチャーを務め、中学校では千葉県選抜にも選ばれました。高校に入ってからは壁にぶつかり、思うようにいかず、初めて大きな挫折を味わいました。その時「このままじゃダラダラして終わってしまう」と思い直し、野球の夢は叶わなかったけれど「次の挑戦に変えよう」と決めました。

学生時代はどんなことに力を入れていたのでしょうか?

小学4年生から野球部でキャッチャーを務め、中学校では千葉県選抜にも選ばれました。高校に入ってからは壁にぶつかり、思うようにいかず、初めて大きな挫折を味わいました。その時「このままじゃダラダラして終わってしまう」と思い直し、野球の夢は叶わなかったけれど「次の挑戦に変えよう」と決めました。

その挫折経験をバネに変えて挑んだ次なる挑戦とは?

勉強です。高校入学時は成績が下から数えた方が早いくらいでしたが、「どうせやるなら一番を取りたい」と自分に言い聞かせ、必死に勉強しました。結果、卒業時には学年で2番まで成績を伸ばすことができました。野球の悔しさを勉強にぶつけた経験は、今も自分を支えてくれています。かなり負けず嫌いな性格で、挫折をマイナスではなくエネルギーに変えるタイプ。このときに学んだ「挫折をプラスに変える」という考え方が、今の自分の根っこにあります。

数字より先に、人を読む力

粘り強さや前向きさが今の基盤になっているわけですね。では、アドバイザーとして日々大切にしている姿勢や意識していることを教えていただけますか?

やはり「気遣い」です。オーナー様ごとに受け取り方が違うので、初回面談の段階から情報の伝え方を調整します。例えば、重要なポイントや注意すべき点を率直にお伝えした方が納得される方もいます。面談の中で相手の反応や言葉の端々を読み取り、「どのくらいのスピードで話すか」「どこを強調するか」を瞬時に判断することが重要です。オーナー様の立場や状況を踏まえて提案内容を柔軟に変えることで、信頼関係の土台を築いています。日々、何気ない会話の中から感覚を掴むのも欠かせません。

相手の反応を見極めて伝え方を変えているんですね。では、黒田さんご自身が案件を進めるうえでの強みはどのような点にあるとお考えですか?

オーナー様との距離感の近さです。初回からフランクな話を交わせる方もいれば、最初は堅い関係から始める方もいます。どちらの場合も、相手に合わせたコミュニケーションを意識することで、「黒田さんのためなら」と信頼して依頼してくれるケースが増えます。結果として制約率も高く、オーナー様の満足度も上がっています。例えば、「前に他社に相談したときは話が進まなかったが、黒田さんに任せてよかった」と言っていただける瞬間があり、この仕事の醍醐味だと感じます。

信頼関係の積み重ねが成果につながっているんですね。チームで働く際には、どんな工夫やスタンスを大事にされていますか?

チームには近づきすぎず、離れすぎずの距離感を大切にしています。若いチームなので、指示命令型ではなく、意見を出し合うチーム戦のスタイルを意識しています。
新人には状況を確認しながら少しマイクロマネジメントしますが、役職者や入社1年以上のメンバーには自己責任で案件を進めてもらい、必要に応じてフォローするスタイルです。「放任でも過干渉でもない」という絶妙な距離感を意識することで、チーム全体の成長スピードが上がり、案件の質も保たれます。また、メンバーが迷ったときや困ったときに相談しやすい環境を作ることも心がけています。

経営者への第一歩

では、現在特に力を入れて取り組んでいることについて教えてください。

会社の買収ですね。将来的には自分で会社を経営することを目指していて、単なるM&A仲介じゃなくて、自分自身が経営者として現場に立つことを意識しています。
実際に会社を買収すると、銀行口座の動きや日々のキャッシュフローを追いながら経営に向き合うため、決算書だけではわからないリアルが見えてくるんです。また案件を進める中で、数字や書類だけじゃなくて、人の思いや会社の文化まで踏まえて判断する難しさを痛感します。

会社の買収にも取り組まれているんですね。仲介にとどまらず、ご自身が経営に踏み込んでいるのはすごく印象的です。実際に経営に関わる中で、どのような学びや気づきがありましたか?

ありがたいことに、オーナー様の中には「黒田さんにこの会社を買ってほしい」って直接声をかけてくださる方もいて、大きな刺激になっています。こうした経験を積むことで、経営者としての視点や判断力が養われていると感じます。私自身も「会社をただ買うのではなく、未来を創るために買う」と常に考えていて、M&Aを通して学びながら、次のステップを描いているところです。

非常にリアルな経験を重ねていらっしゃるんですね。経営者視点を意識されているとのことですが、改めてM&Aという仕事自体の魅力はどんなところにあると感じますか?

色々な種類のオーナー様と直接仕事ができることですね。父はサラリーマンとして成功しましたけど、社会での影響力や意思決定の大きさって、やっぱりオーナー側にあるなって思うんです。そういう方々と近くで接して、経営に関わる判断や戦略の相談に立ち会えることは、この仕事ならではの魅力だと思います。あとは、オーナー様の価値観や考え方に触れることで、自分自身の視野も広がる。「単なる契約成立じゃなくて、人と会社の未来をつなぐ仕事」っていう実感があるんですよね。

オーナー様との絆が原動力

オーナー経営者の方々との関わりが大きな学びにつながっているとのことですが、数々の案件に携わる中で、特にモチベーションが高まる瞬間はどんな時でしょうか?

オーナー様から信頼され、案件後にも連絡をいただける瞬間ですね。たとえ案件がうまくいかなかった時でも、相談してもらえるのは信頼の証。この仕事は短期的な成功ではなく、長期的な関係構築が価値になると思っています。オーナー様の人生や会社のストーリーに触れるたび、自分の仕事が誰かの未来に直結していることを実感できる。それが何よりの原動力ですね。

最後に、これからM&A業界を目指す方々に向けて、アドバイスをお願いします。

夢を見すぎないことですね。全員が全て稼げるわけではありません。入社前にはインセンティブの仕組みや報酬設計、制度の違いをきちんと調べ、柔軟に知識を身につけることが成功の鍵です。専門知識やスキルは、入社後でも十分補えます。現実を理解したうえで挑戦する姿勢が大事で、失敗も成長の一部として挑戦し続けることで信頼が築かれます。
M&Aベストパートナーズには、仲介の枠を超え経営者として未来を一緒につくるチャンスがあります。私自身もこれから、仕事もプライベートでも新しい挑戦を続けていくつもりです。そんな挑戦を恐れないあなたと、未来を創る瞬間を共有できる日を心から楽しみにしています。

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プロフィール情報

オーナー様を支える存在、「縁の下の力持ち」に拘る

部長

黒田 紘章

資格
事業承継・M&Aエキスパート宅地建物取引士
得意業種
建設不動産

担当したM&A成約事例

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ADVISOR

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