2023年11月10日
ミライト・ワン<1417>、米カーライル・グループ傘下で航空測量大手の国際航業を子会社化
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ミライト・ワンは、米投資ファンドのカーライル・グループ傘下で航空測量大手の国際航業(東京都新宿区。売上高495億円、営業利益28億7000万円、純資産170億円)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。国際航業の空間情報技術を基盤とした企画提案・設計能力と、ミライト・ワンの施工・運用に関するエンジニアリング能力を組み合わせ、主力の通信・電気工事にとどまらず、幅広い領域での事業展開につなげる。取得価額は約455億円。取得予定日は2023年12月22日。

国際航業はパスコ、アジア航測と並ぶ航空測量大手3社の一角を占める。国際航業は1961年に東証2部に上場し、1987年に東証1部に昇格したが、2012年に上場を廃止。2015年に日本アジアグループが国際航業を子会社化し、2021年にカーライル・グループに同社を売却した。国際航業は1980年代後半のバブル期、同社を標的にした仕手集団「光進」による乗っ取り事件に巻き込まれた。

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