2023年9月27日
システム情報<3677>、米投資ファンドのベインキャピタルと組んでMBOで株式を非公開化
システム情報は27日、MBO(経営陣による買収)で株式を非公開化すると発表。
米投資ファンドのベインキャピタルと組んで、TOB(株式公開買い付け)を行い、創業者で松原春男前会長の資産管理会社などが保有する分を除く84%余りの株式を取得する。買付代金は最大約181億円。主力事業である企業向けITサービスをめぐって競争が激化する中、より踏み込んだ成長戦略を進めるには短期的な業績や株価の変動にとらわれない経営体制の構築が必要と判断した。システム情報はTOBに賛同している。
買付主体はベインキャピタル傘下の買収目的会社BCJ‐76(東京都千代田区)。買付価格は1株につき930円で、TOB公表前日の終値756円に23.02%のプレミアムを加えた。買付予定数は1947万4378株。買付予定数の下限は所有割合50.96%にあたる1177万3700株。買付期間は9月28日~11月10日の30営業日。決済の開始日は11月17日。公開買付代理人はSBI証券。
松原氏の資産管理会社と同氏が関係する財団法人が保有する合計15.7%の株式はTOBに応募しない。このうち資産管理会社の保有分11.37%についてはTOB成立後、システム情報が1株737円で自己株式取得を行う予定。
システム情報は1980年に受託ソフトウエア開発を目的に創業。2013年に東証ジャスダック市場に上場。その後、東証2部を経て2019年に東証1部に上場(2022年4月に東証プライム市場に移行)。
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