2023年9月1日
星光PMC<4963>、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOBを受け入れ、株式を非公開化
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星光PMCは1日、米投資ファンドのカーライル・グループによるTOB(株式公開買い付け)を受け入れ、株式を非公開化すると発表。カーライルは星光PMCの株式45%余りをTOBを通じて取得する。TOB成立後、星光PMCが親会社のDICが所有する残る約55%について自己株取得を実施する。主力の製紙用薬品事業や印刷インキ用樹脂事業をめぐっては国内市場の成熟化に伴い、海外展開や新領域の開拓などが課題となっており、新たなパートナーの下で事業ポートフォリオの変革に取り組む。星光PMCはTOBに賛同を表明している。

TOBによる買付代金は最大147億円。星光PMCによる自己株取得の代金は約132億円。非公開に伴う一連の取引金額は合計279億円となる。

買付主体はカーライルが設立したインビジブルホールディングス(東京都千代田区)。星光PMC株の買付価格は1株につき1070円。TOB公表前日の終値563円に90.05%のプレミアムを加えた。買付予定数は1379万3645株。下限は所有割合12.16%にあたる368万6554株。買付期間は9月4日~10月17日の30営業日。決済の開始日は10月24日。公開買付代理人は野村証券。

DICは星光PMC株を1株あたり799円で手放す。

星光PMCは製紙用薬品の製造を目的に1968年に、大日本インキ化学工業(現DIC)と米国ハーキュレスが合弁で設立したディック・ハーキュレスを前身とする。1992年にDICがハーキュレスから持ち分を買い取って合弁を解消したのに伴い、日本ピー・エム・シーに社名を変更(1996年に日本PMCに社名変更)。2003年に同業の星光化学工業と合併し、現在の星光PMCが発足した。

日本PMC時代の1996年に東証2部に上場。2012年に東証1部に移った(2022年4月に東証プライム市場に移行)。

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