2023年6月29日
TBSホールディングス<9401>、個別指導塾「スクールIE」など運営のやる気スイッチグループホールディングスを子会社化
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TBSホールディングスは、個別指導塾「スクールIE」の運営を中心に総合教育事業を手がける、やる気スイッチグループホールディングス(東京都中央区)を29日付で子会社化した。国内投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京都港区)の保有全株式など78%を取得。やる気スイッチグループが持つ教育ノウハウや顧客基盤とTBSのコンテンツ制作力を組み合わせ、知育・教育事業に本格的に参入する。取得価額は287億3200万円。

やる気スイッチグループは高校・中学・小学生を対象とする個別指導塾「スクールIE」、幼児教室「チャイルド・アイズ」、幼児・小学生向け英会話スクール「ウィンビー」、キッズスポーツ教室「忍者ナイン」などを展開し、国内外2200以上の教室で13万人の子供たちが学んでいる。なかでも中核の「スクールIE」は全国に約1000教室がある。

知育・教育業界では「探求学習」に代表されるように、旧来とは違う学習スタイルが導入され始め、学びを深めるための映像技術の活用の重要度が増している。TBSはこうした点に着目し、多様な映像アーカイブや映像技術を持つグループの強みが生かせると判断した。放送の枠を超えて、知育・教育事業を通し子供に多くの夢や希望、生きる力を伝えていきたいとしている。

やる気スイッチグループは2017年にアドバンテッジパートナーズの傘下に入った。アドバンテッジはやる気スイッチグループの全株式を保有していたが、2022年以降、保有株の一部をサンリオ、名古屋鉄道、野村不動産ホールディングスなどに順次売却を進めてきた。今回残る保有株式をTBSに売却した。

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