2023年6月26日
塩野義製薬<4507>、感染症治療薬開発の米国キューペックス・バイオファーマを子会社化
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塩野義製薬は、感染症領域の医薬品開発を手がける米国キューペックス・バイオファーマ(カリフォルニア州)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。薬剤耐性(AMR)を持つ細菌を標的とする新規抗菌薬候補の獲得などが狙い。キューペックスは2018年に設立。取得価額は約143億円(1億ドル)。取得予定は2023年7月初旬。子会社後、開発の進展や当局からの承認取得に応じて最大約57億円(4000万ドル)を追加で支払う。

AMRは「サイレントパンデミック」と呼ばれ、緊急かつ重要な公衆衛生上の脅威とされ、2019年には世界中で127万人が死亡したと推定されている。現時点で使用可能な治療薬は限られ、新規開発品が待たれている。

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