エルテスは、企業や自治体にDX（デジタルトランスフォーメーション）開発支援を行うプレイネクストラボ（東京都品川区。売上高7億1900万円、営業利益5150万円、純資産1億5400万円）の全株式を取得し、子会社化することを決定した。エルテスは傘下のJAPANDX（東京都千代田区）を通じて自治体向けを中心にDX事業を手がけており、プレイネクストラボを取り込むことでDX事業の加速につなげる。取得価額は4億6590万円。取得予定日は2023年7月3日。

プレイネクストラボは2016年に設立し、企業を対象にWebやモバイルアプリの受託開発を手がけてきた。近年、LINEの公式アカウントを活用して自治体の住民サービスをデジタル化する事業に乗り出し、全国約60の自治体にサービスを提供しているという。

エルテスは2020年にJAPANDXを設立し、岩手県紫波町で住民総合ポータル「スーパーアプリ」の導入に関するDX実証実験に着手。2023年3月までに紫波町をはじめ、岩手県矢巾町、同釜石市、奈良県田原本町、熊本県長洲町、静岡県熱海市の計6自治体と包括連携協定を結ぶなど、今後の全国展開を見据えている。