アミューズは、テレビ番組の企画・制作を手がける極東電視台（東京都港区）の株式66％を取得し、子会社化することを決定した。自社グループ内における映像制作体制を強化する狙い。具体的にはアミューズ所属アーティストのコンテンツとの相乗効果を生み出すとともに、両社のノウハウ、ネットワークを活用して国内外に映像作品を発信する。極東電視台はキー局を中心に数々のレギュラー番組制作で実績を持つ。取得価額は非公表。取得予定日は2023年10月1日。

アミューズは桑田佳祐、福山雅治をはじめ著名アーティストを多数抱える大手芸能プロダクション。

傘下に収める極東電視台は1999年にモンドラナとして設立し、2004年に現社名に変更した。現在放送中のテレビ番組では例えば、「有吉の壁」（日本テレビ）、「ニンゲン観察バラエティ　モニタリング」（TBS）、「マツコ会議」（日本テレビ）、「キソ英語を学んでみたら世界とつながった」（NHK Eテレ）などの制作を手がけている。近年はVOD（動画配信サービス）からの番組受注にも力を入れている。