トーヨーアサノは、シールド工法用コンクリートセグメント（トンネル覆工部材）を製造する子会社の日本セグメント工業（静岡県沼津市。売上高19億4000万円、営業利益△3万3000円、純資産7億3600万円）の全保有株式90％を、同業のフジミ工研（埼玉県滑川町）に譲渡することを決定した。
中核事業のコンクリートパイル事業に経営資源を集中させるのが狙い。譲渡価額は非公表。譲渡予定日は2023年3月31日。

日本セグメント工業は1972年に設立し、トーヨーアサノが90％、JFE建材（東京都港区）が10％を出資する。フジミ工研はJFE建材の保有する10％も取得し、日本セグメント工業を完全子会社化する。