2023年3月15日
ENEOSホールディングス<5020>、元東証1部上場の日本海洋掘削を子会社化
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ENEOSホールディングスは15日、元東証1部上場で海洋掘削専門会社の日本海洋掘削(東京都台東区。売上高186億円、営業利益49億2000万円、純資産314億円)を買収すると発表
。傘下のJX石油開発(東京都千代田区)を通じて、投資会社のアスパラントグループ(東京都港区)が保有する日本海洋掘削の全株式を取得し、子会社化する。グループにおける石油・天然ガス開発部門の競争力向上につなげる。取得完了は4月下旬頃を見込む。取得価額は非公表。

日本海洋掘削は海底の石油や天然ガス田の掘削を行う国内唯一の海洋掘削専門会社で、世界的に高い技術力を持つ。しかし、原油安を受けた掘削需要の低迷などで業績が悪化し、2018年6月に東京地裁に会社更生手続きの適用を申請して経営破綻(負債総額は約860億円)。これに伴い、東証1部への上場が廃止となった。2022年2月にアスパラントグループの関連ファンドが日本海洋掘削にスポンサー出資。同年9月、東京地裁から更生手続き終結決定を受けた。

ENEOSホールディングスは長期ビジョンで、2040年度までに自社の温暖化ガスの排出を実質ゼロにするカーボンニュートラルの実現を推進中。その有力な手段と位置付けるCCS(二酸化炭素回収・貯留技術)/CCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留技術)は、二酸化炭素(CO₂)を地下に圧入・貯留するための井戸の掘削が重要な技術要素となる。日本海洋掘削をグループに迎えることで、カーボンニュートラル達成に向けた体制・能力を一層高められるとの判断もある。

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