結婚相談所を運営するIBJは、フォトウエディング事業を手がけるデコルテ・ホールディングスを子会社化することを発表した。フォトウエディングへの送客強化や両社のLTV（顧客生涯価値）向上、潜在顧客へのリーチ拡大などの相乗効果を見込んでいる。IBJは現在、デコルテ・ホールディングスの株式32.96％を保有しており、TOB（株式公開買い付け）によって50.10％まで引き上げる。買付期間は11月13日～12月18日の25営業日とされており、決済の開始日は12月25日。買付代金は約4億6300万円で、買付価格は1株につき527円となっており、公表前営業日の終値350円に対して50.57％のプレミアムを加えたものである。買付予定数は87万8900株で、下限は所有割合の7.04％にあたる36万1000株。公開買付代理人は岡三証券。デコルテ・ホールディングスはTOBに賛同し、TOBに応募するかどうかは株主の判断に委ねることを決定している。TOB成立後もデコルテ・ホールディングスの上場は維持される見込み。