2025年9月11日
出光興産<5019>、持ち分法適用関連会社の富士石油<5017>をTOBで完全子会社化
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出光興産は、持ち分法適用関連会社の富士石油をTOB(株式公開買い付け)で完全子会社化することを発表した。石油製品の生産体制最適化やエネルギーの安定供給基盤の構築、両社の機能やインフラの相互活用や一元化によるコスト削減などで相乗効果を強化する狙いがある。買付代金は約261億円で買付価格は1株につき480円。公表前営業日の終値332円に対して44.58%のプレミアムを加えている。買付期間は2025年9月12日から10月28日までの30営業日で、買付予定数は5439万3425株。下限は所有割合35.85%にあたる2769万3547株とされる。決済の開始日は同11月5日で、公開買付代理人は大和証券。

富士石油はTOBに賛同し、TOBが成立すれば、同社の東証プライム市場上場廃止となる。富士石油は1964年設立。2003年にアラビア石油と共同持株会社「AOCホールディングス」を設立した。2013年にAOCホールディングスを存続会社として富士石油を吸収合併し、AOCホールディングスの商号を富士石油に改称した。

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