2025年8月8日
太平洋セメント<5233>、上場子会社のパシフィックシステム<3847>をTOBで完全子会社化
太平洋セメントは、情報システム事業を手がける上場子会社のパシフィックシステムをTOB(株式公開買い付け)を通じて完全子会社化することを発表。太平洋セメントはパシフィックシステムの株式65.7%を所有しており、残る株式をTOBを通じて取得する。
買付期間は8月12日~9月24日の30営業日で決済の開始日は9月30日を予定。公開買付代理人はみずほ証券(復代理人は楽天証券)である。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。
買付価格は1株につき6850円。TOB公表前日の終値5170円に32.5%のプレミアムを加えている。買付予定数は50万7524株で下限は所有割合0.97%にあたる1万4400株とされ、買付代金は約34億7600万円と推定される。グループ全体のDX戦略を強力に進めるうえで、円滑に行いやすい体制を整えたい狙いがある。
パシフィックシステムは1980年、太平洋セメントの前身の一つである秩父セメントの情報システム事業を担うシステム綜合開発として設立され、1999年に現社名となった。
その後、2007年にジャスダックに上場した。(2022年4月に東証スタンダード市場へ移行)
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