車載用半導体商社の萩原電気ホールディングスと電子部品商社の佐鳥電機は、次世代自動車やIoT（モノのインターネット）、AI（人工知能）といった分野において、半導体関連のニーズが急速に高まる中、両社の経営資源を集中して持続的な成長を実現するため経営統合を発表。取扱商品や顧客基盤の拡大、海外市場への展開加速などの相乗効果も見込んでいる。
両者の直近売上高は萩原電気が2,587億円（2025年3月期）、佐鳥電機が1,562億円（2025年5月期）。

株式移転の手続きにより共同持ち株会社を設立し、萩原電気と佐鳥電機が傘下に入ることとなり、両社は2026年3月30日に上場廃止し、共同持ち株会社が東証プライム市場と名証プレミア市場に上場する予定。共同持ち株会社の社長には萩原電気の木村守孝社長、副社長には佐鳥電機の佐鳥浩之社長が就任する。株式移転比率は萩原電気2：佐鳥電機1.02で、萩原電気の株式1株に対して共同持ち株会社の2株、佐鳥電機の1株に対して共同持ち株会社の1.02株を割り当てる。経営統合の効力発生日は2026年4月1日を予定している。