イオンフィナンシャルサービスは金融関連の事業ポートフォリオ見直しを行う中で、生命保険事業に関して他社との提携を含めた戦略の見直しが必要と判断した。イオン・アリアンツ生命保険の株式の85.1％を明治安田生命保険に譲渡する。イオン・アリアンツは2020年にイオンフィナンシャルサービスの傘下に入り、イオングループ唯一の生保企業として医療保険などを提供してきた。イオン・アリアンツは経常収益127億円、経常利益△33億9000万円、純資産59億5000万円（2024年3月期）。

譲渡価額は494億円。譲渡予定日は2025年7月1日。イオンフィナンシャルサービスはイオン・アリアンツの残る株式14.9％を継続保有する。

今回のイオン・アリアンツの譲渡に伴い、イオンフィナンシャルサービス、親会社のイオン、明治安田の3社は包括的パートナーシップ契約を結んだ。