2025年1月31日
大東建託<1878>、不動産開発事業のアスコット<3264>をTOBで子会社化
大東建託は中期経営計画の重点施策の一つに不動産開発事業の拡大を掲げており、東京都心部での不動産開発、仕入力の強化や販売ルートの確保などを進める中、協働パートナーとして最適だと判断した。アスコットの完全子会社化を予定している。買付代金は351億4500万円。
アスコット株の買付価格は1株につき260円で、TOB(株式公開買い付け)公表前日の終値202円に28.71%のプレミアムを加えた。
買付予定数は1億3517万6805株。下限は所有割合67.86%にあたる9173万6700株。筆頭株主で株式の44.96%を所有する森燁有限公司(中国)、第2位株主で32.17%を所有するSBIホールディングスなどはTOBへの応募を決めている。
買付期間は2月3日~3月18日の30営業日。決済の開始日は3月26日。公開買付代理人はみずほ証券。
アスコットはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決定した。TOBが成立すれば、同社の東証スタンダード市場への上場は廃止となる。
アスコットは1999年に設立し、分譲マンションを中心とする不動産開発事業に乗り出した。現在、東京都内での賃貸・分譲マンション開発、オフィス開発や、収益不動産投資などを主力とする。2008年にジャスダックに上場(2022年4月に東証スタンダード市場に移行)。
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