2024年10月28日
タクマ<6013>、IHI<7013>傘下のIHI汎用ボイラを子会社化
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タクマは、IHI傘下のIHI汎用ボイラ(東京都中央区。売上高62億3000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。貫流ボイラーの国内シェア向上によるスケールメリットの獲得に加え、より付加価値の高い製品・サービス体制の確立につなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2025年4月1日。タクマはボイラー事業の子会社として日本サーモエナー(東京都港区)を持っており、2026年4月をめどにIHI汎用ボイラと合併させる予定。

タクマは民生熱エネルギー事業を基幹事業の一つに据える。国内の貫流ボイラーを中心とする汎用ボイラーをめぐっては市場の成熟化が進むものの、低・脱炭素化製品は需要拡大が見込まれており、基盤強化の機会をうかがっていた。

IHI汎用ボイラは1978年にIHI(当時、石川島播磨重工業)の事業部から独立し、石川島汎用ボイラ(2008年に現社名に変更)として発足。貫流ボイラーをはじめ各種中小型ボイラーや、省エネルギー機器、公害防止機器を製造を手がけ、全国的なメンテナンス網を持つ。

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