2024年9月13日
マルイチ産商<8228>、養殖魚事業のダイニチを子会社化
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マルイチ産商は、養殖魚事業のダイニチ(愛媛県宇和島市。売上高262億円、営業利益14億6000万円、純資産44億6000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。中核事業の一つに位置付ける養殖魚事業の基盤を確立し、産地活性化に向けたビジネスモデル構築につなげる。ダイニチは真鯛やブリなどの養殖魚について、飼料の製造から養殖、加工、製品販売までを一貫して手がける。取得価額は111億4500万円。取得予定日は2024年11月1日。

ダイニチは1982年、日本有数の海面養殖業集積地の宇和島で創業。真鯛に関しては2020年6月、責任ある養殖水産物であることを証明する国際認証「ASC」を世界で初めて取得するなど、高い養殖技術を持つ。四国一帯を主な調達拠点とし、販路は国内外食向けのほか、北米・アジアを中心とする海外市場に広げている。2020年に国内投資ファンドのJ-STAR(東京都千代田区)の傘下に入り、成長戦略を推し進めてきた。

ダイニチを傘下に収めるマルイチ産商は長野県を地盤とする水産物卸大手。

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