2024年9月6日
千葉銀行<8331>、AI関連サービスのエッジテクノロジー<4268>をTOBで子会社化
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千葉銀行は6日、AI(人工知能)関連サービスのエッジテクノロジーに対して完全子会社化を目的にTOB(株式公開買い付け)を行うと発表した。DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を加速するのが狙い。AIを通じて顧客が抱える経営課題の発見・解決提案の実現や、銀行が保有するビッグデータを活用したAIサービスの創出などにつなげる。買付代金は90億7000万円。

2021年に施行された改正銀行法により、銀行グループの業務範囲規制や出資規制が大幅に緩和され、事業会社への100%出資が可能になった。

買付価格は1株につき841円で、TOB公表前日の終値529円に58.98%のプレミアムを加えた。買付予定数は1078万5913株。下限は所有割合66.67%にあたる719万600株。エッジテクノロジーの創業者で筆頭株主の住本幸士社長は所有する65.15%の株式のすべてをTOBに応募する。

買付期間は9月9日~10月23日の30営業日。決済の開始日は10月30日。公開買付代理人は野村証券。

エッジテクノロジーはTOBに賛同し、株主に応募を推奨することを決定した。TOBが成立すれば、東証グロース市場への上場が廃止となる。

エッジテクノロジーは住本氏が2006年にデータベースサービス事業を個人創業したことに始まる。前身企業を経て2014年にエッジコンサルティングとして設立し、2020年に現社名に変更。2022年2月に東証マザーズ市場に上場(同年4月、東証グロース市場に移行)。

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