2024年8月1日
大塚ホールディングス<4578>、米国創薬企業のジュナナ・セラピューティクスを買収
大塚ホールディングスは1日、傘下の大塚製薬を通じて、米国創薬企業のジュナナ・セラピューティクス(ボストン。売上高29億9000万円、営業利益△80億8000万円、純資産9億900万円)を買収すると発表。買収金額は約1208億円(8億ドル)。ジュナナは2017年設立で、創薬が困難とされてきた自己免疫疾患領域や希少疾患に集中することにより、開発成果を生み出してきた。開発品の進捗に応じて最大490億円(3億2500万ドル)の追加支払いが発生する。2024年7~9月期の買収完了を見込む。
買収手続きは、ジュナナを存続会社として大塚製薬の米国現地法人が設立した買収目的会社を合併する形で実施する。
ジュナナは難創薬ターゲットである腎臓におけるアミノ酸の再吸収を制御するタンパク質に対する低分子阻害剤JNT-517を開発することに成功した。JNT-517は厳しい食事制限や医薬品で治療できない患者が多く残るPKU(フェニルケトン尿症)に対する有効な治療手段として期待されている。
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