電気興業は16日、中国でアンテナや高周波誘導加熱装置などを製造・販売する蘇州元凱電子有限公司（江蘇省江蘇州市）の第三者割当増資を引き受け、子会社化すると発表。中国でのコイルや発振機のメンテナンス体制の強化と、高周波部門のアジア圏などでのグローバル展開が狙い。取得価額は1905万人民元（約4億1900万円）で、持株比率は70％。取得予定日は2024年7月中。

子会社化後に新会社の電気興業（蘇州）有限公司として再スタートし、グループ会社の電気興業（常州）熱処理設備有限公司が手がけている高周波事業を移管する。電気興業は蘇州元凱に移動通信向けアンテナの生産を委託していた。