2024年4月25日
日本アンテナ<6930>、アンテナ・電子機器開発の中国子会社「上海日安天線」を現地社に譲渡
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日本アンテナは、アンテナや電子機器の開発・販売を手がける中国子会社「上海日安天線有限公司」(NAC、上海市。売上高22億7000万円、営業利益△4400万円、純資産21億9000万円)の全持ち分を、貿易業の上海常福電子科技集団有限公司(上海市)と同社の執行董事である常愛兵氏に譲渡することを決定した。全社的な収益改善に向けた経営資源の再配分の一環。譲渡対価は無償。譲渡予定日は2024年4月30日。

NACは2012年に成長が期待される通信関連機器の現地需要に対応するのを目的に設立。しかし、近年は円安の長期化や中国経済の減速、人件費の高騰などで厳しい業績が続いていた。NACは中国子会社として日安天線(蘇州)有限公司(NAS、蘇州市)を持つ。

日本アンテナはNAC、NASの両社に対する長期貸付金と未収利息を合わせた11億4800万円について債権放棄する。

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