2024年2月6日
KDDI<9433>、ローソン<2651>をTOB、三菱商事<8058>と折半出資で共同経営へ
KDDIは6日、三菱商事子会社のローソンにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。全国約1万4600軒のリアル店舗網や共通ポイントプログラムの「Ponta」を中心としたデジタルサービスを取り込み、生活者にとって利便性と利得性があるサービスを提供するのが狙い。
買付価格は1株当たり1万360円で、公表前営業日での終値8721円に対して18.79%のプレミアムとなる。買付予定数は4792万4270株で、下限は1445万8800株。応募が下限に満たない場合は買い付けしない。買付代金は約4965億円。TOBの開始は2024年4月頃を予定している。
ローソンは同日、TOBに賛同の意見を表明し、株主に対して応募の推奨を決議した。本TOBが成立すれば、東証プライム市場での上場を廃止する。三菱商事はTOBに応募せず、TOBで全株を取得することができなかった場合にはスクイーズアウト手続きを実施し、KDDIとの折半出資で共同経営していく。ローソンは三菱商事の子会社から、持ち分法適用関連会社に区分変更される見通しだ。
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