炭火の香りに誘われて。岡崎で味わう、職人の技と心が宿る鰻
炭の香 なかつじ
店主 中辻 和宏氏
店名「炭の香」に込められた、幼少期からの原体験
店名の「炭の香」がとても素敵ですね。どのような想いが込められているのでしょうか。
私は幼い頃から、肉や野菜、そして鰻を炭火で焼いた時のあの香りが大好きでした。その香りを嗅ぐだけで、どこか幸せな気持ちになれたんです。店名の「炭の香」には、「炭の香りを食材に吹き込む」という私の料理人としての理想をそのまま込めました。
ロゴについても、昔から縁のある漆屋の職人に特別に描いていただいたもので、私たちの炭火に対する情熱を象徴しています。
ロゴについても、昔から縁のある漆屋の職人に特別に描いていただいたもので、私たちの炭火に対する情熱を象徴しています。
2025年の開店に至るまでは経験を積んでこられたのでしょうか?
幼い頃から「料理の道に進みたい」と考えていて、「いつか自分の店を持ちたい」という一心で研鑽を積んできました。特に鰻や蕎麦、天ぷらといった、いわゆる「職人気質」が求められる料理が昔から大好きだったんです。若い頃には、全国各地の店を巡り、その魅力に惹かれ、自分なりに研究を続けてきたことが今の原動力かもしれません。
修業時代は、滋賀県や京都で割烹の世界に身を置き、素材を活かす技術を磨いてきました。特に、滋賀での修業時代には、近江牛はもちろんのこと、ジビエや豚、鶏、鴨、鳩、キジといった、あらゆる肉類を炭火で焼き上げる仕事を専門としてきました。このときの経験が、現在の「鰻と肉」という二枚看板の土台になっています。
その後「和食・寿司 路地との本」という店にも勤めていましたが、40歳(2025年時点)になるタイミングで、あるオーナーから「自分の店をやってみないか」と声をかけていただいたことが大きな転機となりました。これまでの経験をすべて注ぎ込む舞台として、この京都・岡崎という地を選びました。
修業時代は、滋賀県や京都で割烹の世界に身を置き、素材を活かす技術を磨いてきました。特に、滋賀での修業時代には、近江牛はもちろんのこと、ジビエや豚、鶏、鴨、鳩、キジといった、あらゆる肉類を炭火で焼き上げる仕事を専門としてきました。このときの経験が、現在の「鰻と肉」という二枚看板の土台になっています。
その後「和食・寿司 路地との本」という店にも勤めていましたが、40歳(2025年時点)になるタイミングで、あるオーナーから「自分の店をやってみないか」と声をかけていただいたことが大きな転機となりました。これまでの経験をすべて注ぎ込む舞台として、この京都・岡崎という地を選びました。
お店に入ると、オープンキッチンの活気に圧倒されますね。
お客様には味覚だけでなく、五感すべてで食事を楽しんでいただきたいと考えています。炭が爆ぜる音、立ち上る香り、そして職人の手さばき。これらを間近に感じられるオープンキッチンは、いわば食のライブステージです。
こだわりぬいた技ありの美食
メインの「鰻」について教えてください。素材選びや調理法にはどのような特徴がありますか?
鰻は、広島や静岡など水が綺麗な場所で育った養殖鰻の中から、プロの目利きで厳選しています。特に、骨を感じさせず、旨味と脂のバランスが最適なサイズにこだわっています。
調理法は、蒸しの工程を入れずに生から一気に焼き上げる関西風の「地焼き」です。これにより、皮はパリッと香ばしく、身は驚くほどふっくらとした食感に仕上がります。
調理法は、蒸しの工程を入れずに生から一気に焼き上げる関西風の「地焼き」です。これにより、皮はパリッと香ばしく、身は驚くほどふっくらとした食感に仕上がります。
タレにもこだわりがあるとお聞きしました。
黒糖やたまり醤油を使った秘伝のタレですが、実は毎日少しずつ調整を加えています。鰻の脂の乗りや季節に合わせて、「夏場はすっきりと、冬場は脂に合わせて」と微調整を重ねることで、そのときどきで最高の一皿を提供できるよう努めています。
「近江牛のローストビーフ」も看板メニューの一つですね。
はい。鰻が苦手な方にも楽しんでいただきたいという想いはもちろん、私自身がこれまでジビエなど様々な肉を炭火で扱ってきた経験を活かした一品です。
使用するのは、赤身の旨味が強く、最後まで飽きずに食べられる「マルシン」という希少部位です。鰻に負けない、あるいはそれを超えるほどの美味しさがあると自負しています。
使用するのは、赤身の旨味が強く、最後まで飽きずに食べられる「マルシン」という希少部位です。鰻に負けない、あるいはそれを超えるほどの美味しさがあると自負しています。
鰻やローストビーフにも欠かせないご飯は、炊きたてなんですね。
はい、炊きたてはコンセプトの一つです。お米は滋味豊かな銘柄米を厳選してご用意しています。
当店では、お客様の人数に合わせて炊き分けるスタイルをとっており、団体様には見た目にも豪華でライブ感を楽しんでいただけるよう大きな土鍋で一気に炊き上げます。一方で、お二人様などの少人数の場合には、南部鉄器のこだわりの釜を使い、それぞれの席で炊きたての香りと一粒一粒の立ち具合を感じていただけるように工夫しています。
また、夜のコースでは私の理想とするお食事の形において、「締めのご飯」は非常に重要な役割だと考えています。白ご飯だけでなく、例えば秋なら松茸など、その時期の旬の素材を活かした炊き込みご飯もお愉しみいただけるようにしています。
もしお腹いっぱいで食べきれなかった場合には、お土産としてお持ち帰りいただくことも可能です。翌日、そのご飯を召し上がった時に、私たちの料理やお店のことをふと思い出していただけたら……そんな想いを込めて、一釜一釜心を込めて炊き上げています。
当店では、お客様の人数に合わせて炊き分けるスタイルをとっており、団体様には見た目にも豪華でライブ感を楽しんでいただけるよう大きな土鍋で一気に炊き上げます。一方で、お二人様などの少人数の場合には、南部鉄器のこだわりの釜を使い、それぞれの席で炊きたての香りと一粒一粒の立ち具合を感じていただけるように工夫しています。
また、夜のコースでは私の理想とするお食事の形において、「締めのご飯」は非常に重要な役割だと考えています。白ご飯だけでなく、例えば秋なら松茸など、その時期の旬の素材を活かした炊き込みご飯もお愉しみいただけるようにしています。
もしお腹いっぱいで食べきれなかった場合には、お土産としてお持ち帰りいただくことも可能です。翌日、そのご飯を召し上がった時に、私たちの料理やお店のことをふと思い出していただけたら……そんな想いを込めて、一釜一釜心を込めて炊き上げています。
地元・京都に愛され、目的地となる店を目指して
最後に、今後の目標を教えてください。
まずは、舌の肥えた京都の地元の方々に愛されるお店になることが大前提です。地元の方に認められれば、観光で訪れる方々にも必ず満足していただけると信じています。
将来的には「京都に行くから寄る」のではなく、「なかつじで食事をしたいから京都へ行く」と言っていただけるような、唯一無二の店を作っていきたいですね。高級店として敷居を高くするのではなく、誰もが気軽に「わがまま」を言えるような、アットホームな空間であり続けたいと思っています。
将来的には「京都に行くから寄る」のではなく、「なかつじで食事をしたいから京都へ行く」と言っていただけるような、唯一無二の店を作っていきたいですね。高級店として敷居を高くするのではなく、誰もが気軽に「わがまま」を言えるような、アットホームな空間であり続けたいと思っています。
COMPANY INFO会社情報
- 企業名
- 炭の香 なかつじ
- 代表者
- 中辻 和宏
- 所在地
- 京都市左京区岡崎南御所町34番地
- 設立
- 2025年
- ホームページ
- https://suminokou-nakatsuji.jp/