未上場株式投資で「挑戦の循環」へ―起業家と投資家のフェアな未来

未上場株式投資で「挑戦の循環」へ―起業家と投資家のフェアな未来

株式会社FUNDINNO
代表取締役COO
大浦 学氏

“フェアに挑戦できる未来を創る”「FUNDINNO」

“フェアに挑戦できる未来を創る”「FUNDINNO」
まずは、代表取締役COO・大浦さまの経歴について教えてください。

2011年に明治大学商学部を卒業後、明治大学大学院グローバルビジネス研究科に進学して「マーケティング」について研究していました。同研究科で、後の株式会社FUNDINNO代表取締役CEO柴原と出会い、柴原とともに、システム開発・経営コンサルティング会社を起業しました。2年目には黒字化を達成することができましたが、次第にベンチャー企業の成長に貢献したいという思いが強くなり、2015年に柴原とともに、株式会社日本クラウドキャピタル(現・株式会社FUNDINNO)を設立しました。


なぜ、スタートアップ企業の成長に携わりたいと思ったのですか?

当時はまだ「スタートアップ」という言葉すら一般的ではなかった時代ですが、周囲には面白い事業に取り組んでいる同世代の経営者がたくさんいました。

スタートアップ企業の経営者の多くが直面していたのが、「資金調達の圧倒的な壁」です。どれほど優れたアイデアを持っていても、一部のベンチャーキャピタル(VC)や特定の金融機関に理解されなければ、そこで道が途絶えてしまう。挑戦者が資金難で志半ばに潰れていく光景を何度も目の当たりにしてきました。

現に、日本と米国のベンチャー投資額を比較すると、いまだに30倍近い大きな開きがあります。日本からも世界で戦える産業を生み出すためには、この市場規模を10倍以上の「10兆円」に引き上げる必要があるんです。これには「日本の金融の仕組みを変えなければならない」という強い危機感を抱くようになりました。

当時の日本において、ベンチャー投資へのアクセスは極めて限定的なものでしたが、2015年に金融商品取引法が改正され、インターネット上の未上場株式の取引が解放されました。そこで「未上場株式の取引を民主化し、多様な投資家が挑戦者を支えられる仕組みを創りたい」と思い、「FUNDINNO」の立ち上げに至りました。


そもそも「FUNDINNO」とは、一言で言うとどのようなサービスなのでしょうか?

私たちは、「未上場株式(非上場株式)」を専門に取り扱う証券会社です。ビジョンとして「フェアに挑戦できる未来を創る」を掲げています。

これまでは、未上場のベンチャー企業への投資といえば、VCや一部の金融機関やごく一部の富裕層だけの特権でした。私たちはIT技術を駆使することで、その門戸を広げ、多様な投資家が未上場株式市場にアクセスできるプラットフォームを提供しています。

具体的には、証券会社という立場で、これから成長が期待されるベンチャー・スタートアップを厳選し、投資家の皆さまに紹介することで、「資金調達をしたい起業家」と「挑戦者を応援したい投資家」をダイレクトに結びつける役割を担っています。

「特定投資家」向け制度で個人投資家の「3つの壁」を打ち破る

これまで、個人の投資家が未上場企業に投資することは非常に難しかったと伺っています。具体的にはどのような課題があったのでしょうか?

主に「アクセス」「審査」「投資ロット」という3つの大きなハードルがありました。

第一に、「アクセスの欠如」です。個人が投資したくても、そもそもどこに有望な企業があるのか、情報に辿り着く手段がありませんでした。

第二に、「情報開示と審査の負担」です。上場企業と異なり、未上場企業には有価証券報告書のような開示義務がないため、財務状況やリスクを自分自身で精査(デューデリジェンス)しなければならず、個人には大きな負担でした。

第三に、「投資ロットの壁」です。法律上の規制(私募)により、49名以下で資金調達をしなければならないというルールがあるため、1人あたりの最低投資額が数千万から1億円といった単位になってしまうことが一般的でした。

私たちは、証券会社として有望な企業を見つけて審査を行い、リスクを適切に開示した上で、個人でも参加できる金額で投資できる仕組みを構築することで、これらの問題を解決しました。


最近では「特定投資家」向けの事業を強化されていますが、これにはどのような背景があるのでしょうか?

国の「スタートアップ育成5か年計画」の流れもあり、より大きな規模での資金調達と投資を可能にする仕組みが求められています。

これまでの仕組みではスタートアップ企業には「1社あたりの調達額は1億円未満」、投資家には「1人あたりの投資額は50万円まで」といった法律上の制限がありました。しかし、現在はJ-Shipsという特定投資家向け銘柄制度を活用した「FUNDINNO PLUS+」というサービスを強化しており、投資金額や調達総額の制限からの脱却を実現しました。

「FUNDINNO PLUS+」の投資対象はミドル・レイターステージ企業のため、かつてはVCなどのみだったIPOやM&Aを現実的に見据えている銘柄への投資ができます。また、特定投資家のみが投資できる私募のため、数百万〜数千万円単位の投資ロットに対応しています。

節税だけではない「経営者魂」の共鳴と第2のキャリア

実際に投資されている方々からは、どのような声が届いていますか?

入口としては、「エンジェル税制」を活用した節税メリットに興味を持たれる方が多いですね。M&Aで事業を売却した際に生じるキャピタルゲインを、未上場企業への投資によって圧縮できるという実務的なメリットがあります。

しかし、実際に投資を始めると、多くの投資家様が「面白そうな企業をどんどん提案してほしい」と、「挑戦者の応援」そのものにやりがいを見出されます。

あるオーナー経営者の方は、当初は節税目的でしたが、次第に「有望なベンチャーを自分の手で育てたい」という想いが強まり、累計で1億4,000万円を投資されています。また、別の方はエンジェル税制の対象外であっても「事業が面白いから」と投資を決められました。

事業を売却した後に「次に何をしようか」と考えている方にとって、起業家と近い距離でIR情報を得たり、時には事業に参画したりする体験は、単なる資産運用を超えた「第2のキャリア」としてのやりがいになっています。これはまさに、投資家自身の「経営者魂」が起業家に共鳴している姿だと感じます。

未上場株式の流動性を高め、日本をグローバルで戦える国へ

未上場株式の流動性を高め、日本をグローバルで戦える国へ
今後の展望を教えてください。

私たちが現在進めているのが、「FUNDINNO MARKET」というサービスを通じた未上場株式のままで売買ができる「セカンダリー市場」の活性化です。

FUNDINNO MARKETは、日本初のオンラインによる未上場企業の株式売買ができるサービスです。投資家は、FUNDINNO MARKETを通じて、FUNDINNOで取得した株式を売却したり、ベンチャー企業の株式を購入できます。これまでは、一度投資すると上場やM&Aを待つまで売却の機会がありませんでしたが、流動性を高めることで、より柔軟な資産運用を可能にしたいと考えています。

「フェアに挑戦できる未来」とは、資金調達をしたい起業家にとっても、それを支えたい投資家にとっても、機会が等しく開かれている状態です。成熟した経営者が、投資家として次の世代を支え、あるいは再び起業家として立ち上がる。このような「挑戦の循環」を支えるプラットフォームとして、私たちはこれからも日本から世界を熱狂させる企業が生まれる土壌を作り続けていきます。


【特定投資家登録のご案内】

FUNDINNO PLUS+では一定の要件を満たす特定投資家様を対象に専門のコンサルタントが投資家様一人ひとりのニーズに合わせて、手厚くサポートいたします。 非公開案件の最新情報を知るには、まずは投資家登録をお願いします!
FUNDINNO 特定投資家登録:https://t.82comb.net/cl?ak=1TWWE.3.JJFNU

COMPANY INFO会社情報

企業名
株式会社FUNDINNO
代表者
代表取締役CEO 柴原 祐喜/代表取締役COO 大浦 学
所在地
東京都港区芝五丁目29番11号
設立
2015年11月26日
事業内容
第一種少額電子募集取扱業務 FUNDINNO(ファンディーノ) の運営業務
第一種金融商品取引業 FUNDINNO PLUS+(ファンディーノプラス)の運営業務 など
ホームページ
https://corp.fundinno.com/